米俳優ジェームズ・マイケル・タイラー(59)が、ステージ4の前立腺がんの治療を受けていることを明かした。人気ドラマ『フレンズ』に登場するカフェの支配人、ガンター役で知られるジェームズは、2018年9月に同病と診断され、その後がんの転移が明らかになったそうだ。
ニュース番組『トゥデイ』に出演したジェームズはこう話している。「進行した前立腺がんで骨に転移していると診断を受けたよ」「僕はここ3年、その診断に対処してきた。(現在)ステージ4だ。ガン末期だよ。だから最終的には、おそらく僕はやられてしまうだろう」
定期健康診断で発見されたそうで、検査の結果、ステージ4の前立腺がんと診断されたという。遺伝子検査で原因が環境ではなく遺伝子にあることが判明した後に受けたホルモン治療が1年間効果的だったそうで、「朝と夜の錠剤を1つ飲めばよいだけだった。ほぼ普通の日常だったよ。気分も良かった。本当にね。何も症状を感じなかった。そして管理がとても楽だった」とジェームズは説明するものの、昨年がんが骨や背骨に転移、下半身不随となったそうで「1つの検査に行かなかったんだ。良くないことだよ。だから、がんがパンデミック中に突然変異して進行した」と続けた。
現在は化学療法を受けているジェームズは、病気の説明などで「気の滅入るようなものを持ち込みたくなかった」として、先月配信開始した『フレンズ』の同窓会特番にはZoomを通して出演している。
そしてジェームズは、男性達に前立腺がん検査を受けるよう呼び掛けることで「1人の命でも救う」ことができたらと願っているそうだ。「ギブアップしないで、闘い続けて。できるだけ自らを軽くすること。そしてゴールを決める。昨年の僕のゴールは、59歳の誕生日を迎えることだった。5月28日に実現したよ。今のゴールは、このニュースを公表することで、最低1人の命を救う手助けをすること」と決意を語っている。