航空自衛隊が10日に発表した「宇宙作戦徽章(きしょう)」が、SNS上で反響を呼んでいる。
昨年5月に発足した、宇宙の監視を目的とした自衛隊初の部隊「宇宙作戦隊」において、特定の技能を習得した隊員が着用するのが同徽章。昭和を思わせるレトロなデザインで、地球の円、星を表す十字、曲線が合わさった図柄となっている。
『機動新世紀ガンダムX』『魔弾戦記リューケンドー』『トミカヒーロー・レスキューフォース』『フューチャーカード神バディファイト』などを手がけたアニメ、特撮を軸にするシナリオライター、造形作家の川崎ヒロユキ氏は「今風のアニメ風ではなく昔の東宝特撮映画をダサくしたみたいでカッコ悪い(褒めてる)お役所仕事はこうで無くちゃ」とツイッターにつづっている。『傭兵のお仕事』『傭兵の誇り』などの著書を持つ高部正樹氏は「これはいい。ウルトラ警備隊とか科学特捜隊を彷彿とさせる」と投稿。漫画原作者の七月鏡一氏は「とっても東宝特撮映画感あふれるデザインだな。俺得」とした上で「それはそうと、この十字の部分はガンダムの地球連邦軍のマークを意識していると思うのだった」と投稿を追加している。
官庁発表のデザインではあるが、おおむね好意的な評価が占めている。防衛省広報は当サイトの問い合わせに「皆様の関心があるというのは感じています」と語った。10日の会見では井筒俊司・航空幕僚長が「宇宙をモチーフに、自分たちの職種を表す非常にいいデザインだと思う」と感想を述べたという。