歌手の近藤真彦(56)が9日、都内で行われた「サミー 新規事業『m』に関する発表会」にスペシャルゲストとして出席した。4月30日にジャニーズ事務所を退所後、初めてイベントに登場。降壇時には報道陣の問いかけにも笑顔で対応し、芸能活動再開の第一歩を印象づけた。
黒いスーツに“銀髪”で現れた近藤は、無数のフラッシュも想定内といった様子で「お待たせしました。きょうはお手柔らかにお願いします」とあいさつした。
自身がオーナー兼監督を務めるレーシングチーム「KONDO Racing」を、セガサミー社が21年前から支援してきた縁でゲスト出演。同社が新たに手掛けるゲームアプリのキャラクターに合わせ、銀色ヘアにイメージチェンジしたことを明かした近藤は、ゲームに挑戦し「画面の文字が小さすぎて見えない」と老眼鏡を掛けてハッスル。終始笑顔は絶えなかった。
昨年11月、一般女性との不倫が報じられ活動自粛。それを機に4月末に古巣を退所した。その後、5月16日に「スーパーフォーミュラ」第3戦でチームの指揮を執りレース業では復帰したが、芸能活動はこの日が再開の第一歩となった。
当初会見の予定はなかったものの、イベント終了後は報道陣の問いかけに立ち止まって対応。「コメントが薄っぺらい」と苦言を呈したジャニーズ時代の後輩・東山紀之(54)と連絡を取ったかという際どい質問にも、「話してないです」と逃げずに明かした。
また、ファンへの言葉を求められると「ご心配をお掛けして大変申し訳なかったです。また一から頑張っていきます」と話し、「ご家族とは円満?」との質問にも「はい、大丈夫です」と即答。顔なじみのリポーターから「少し太りましたか」とツッコまれると「余計なお世話です!」と返して爆笑を誘った。
今後の歌手活動については「スタッフと打ち合わせて、ファンの皆さんに喜んでもらえるように努力してます」と構想を練っている様子。昨年はコロナ禍と自身の活動自粛で、デビュー40周年ツアーが中止。関係者によるとその心残りが本人にあるようで、年内にも“リベンジ”を実現できればと模索していくようだ。