乾電池は金銭難ですぐに特許出願できず 名声は得た「乾電池王」 日本生まれのスゴいモノ

すぐれもの

デイリースポーツ デイリースポーツ

 「日本生まれのスゴいモノ=15=」

 ◆乾電池

 のちに「乾電池王」と呼ばれた屋井先蔵さんが明治時代に開発したとされる。1885年に湿電池で動く「連続電気時計」を発明したが、湿電池は液体漏れや冬の凍結などの問題点があり、「乾いた電池」に改良した。

 しかし電池工業会によれば、金銭難ですぐに特許を出願できず、海外では1888年にドイツ人が特許を取得した。発明者として名を残せなかったが、「屋井式乾電池」は厳冬の日清戦争での勝因の一つとされ、名声を得た。

 ◆ブルーレイディスク

 DVDの5倍以上となるデータ記憶容量を持つ光ディスクは、日本のソニーが中心となって世界に広まった。ソニーは高画質映像時代の到来に先駆け、1991年から開発に向けた研究をスタート。2002年には同社を含む日本、韓国、欧州の9社が共同でブルーレイ規格を策定した。

 2003年に世界初のブルーレイディスクプレーヤーをソニーが発売。映像ソフトを販売する米ハリウッド映画会社の支持も得て、世界標準規格となった。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース