着想があまりにも意外だった「折る刃式カッターナイフ」 日本生まれのスゴいモノ

すぐれもの

デイリースポーツ デイリースポーツ

 「日本生まれのスゴいモノ=1=」

◆修正テープ

 消しゴムなどを製造する文具メーカー「株式会社シード」が、1984年7月に世界で初めて開発した。乾くのが遅い、凸凹が残るなど修正液の欠点を解消すべく、14代目の玉井繁社長を筆頭に開発がスタートした。

 紙にシールを転写しやすく、テープ状(巻きつけ時)のときには剝がれないフィルムの製造に苦労するなど、発案から販売開始まで約6年かかった。現在はよりスリムなペン型タイプも発売されている。

 ◆折る刃式カッターナイフ

 1956年にオルファ株式会社の創業者・岡田良男さんによって考案。59年に商品化された。印刷会社で働いていた岡田さんは、靴底を削るガラスの破片を割りながら使っていた靴職人と、進駐軍の兵隊がかじっていた板チョコから着想を得て開発。

 刃の長さや幅、角度、折れ線とその間隔を試行錯誤し、3年かけて完成させた。現在は世界100カ国以上で販売され、家庭用からプロまでバリエーションも豊富になっている。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース