「日本生まれのスゴいモノ=14=」
◆折り紙
7世紀頃に中国から紙が伝わったのち、薄くて丈夫な和紙が誕生した。その和紙を使用する日本の伝統的な遊び。室町時代は武家の礼法の一つとして制定され、江戸時代には鶴などが折られるようになり、現在のような遊戯としての折り紙が確立された。
明治時代になると教育現場で取り組まれた。ヨーロッパでも古くから独自の折り紙に親しんできたが、現在は多くの国で日本語の「ORIGAMI」の呼称が通用する。
◆冷却ジェルシート
1993年にダイヤ製薬が冷却ジェルシート「アイスタッチ」を商品化した。熱冷ましにおでこに乗せて使う氷のうは、横を向くとずれてしまう。そこで、以前から湿布剤の開発を行っていた同社は、パップ剤の技術を応用して解決できないかと考えた。粘着力や肌への負担の改良などを重ね、ついに貼る氷のうが誕生した。
94年に大手製薬メーカーとOEM(相手先ブランドによる生産)契約を結び爆発的ヒットとなり、世界にも広がっている。