あんパンの起源は1800年代 まんじゅうがヒントだった 日本生まれのスゴいモノ

すぐれもの

デイリースポーツ デイリースポーツ

 「日本生まれのスゴいモノ=12=」

 ◆あんパン

 1874年に、木村屋(現在の木村屋総本店)の木村安兵衛らが開発した。海外から伝わったパンを広めようと、和菓子のまんじゅうをヒントに考案。日本人の口に合うようイースト菌ではなく酒種を使った生地で、八重桜の花びらの塩漬けを埋め込んだ。

 翌年4月4日には、あんパンを明治天皇に献上したことで全国的に知れ渡った。西洋料理のような食事用ではなく、日本独自の菓子パンとして庶民に定着。文明開化を彩った。

 ◆冷やし中華

 発祥は諸説あるが、昭和初期の仙台や東京、京都で相次いで創作された日本のオリジナル料理である。仙台市の中華料理店「龍亭」では、創業者の四倉義雄さんが1937年に全国に先駆けて開発したとする記録が残る。

 当時は冷房もなく夏場の中華料理は敬遠されがちなため「仙台支那料理同業組合」のメンバーと冷たい麺料理を考案。その後も改良を加えながら、同店は現在も「涼拌麺(リャンバンメン)」の名で提供している。

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース