「目黒のさんま」は実話なの?地元出身の記者がナゾをひも解く 将軍が立ち寄った「茶屋」はあった

今野 良彦 今野 良彦
焼きさんま(イメージ)
焼きさんま(イメージ)

 私の実家は、その昔、目黒区中央町で美容院をやっていました。その2軒隣に島村さんが経営している電器店がありました。子どものころ、聞いた話では、島村さんはその子孫です。「爺々が茶屋」を営んでいたご先祖が褒美に、将軍家から屋敷の周囲の土地を拝領したという話が伝わっているそうです。実際、私は島村さん家族と拝領の土地にあったとされるいちょうの木から落ちた銀杏を拾いにいった記憶も残っています。

 昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、恒例の「目黒さんま」は中止になりました。今年もまだ開催されるか分かりません。ただ、地元では「めぐろのさんま」というお菓子も売られています。それを食べながら「目黒区公式ホームページ」に掲載された、「めぐろのさんまのルーツ」という記事を読むのも一興ではないでしょうか。

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