『ラブライブ!サンシャイン!!』Aqours突然の公演中止、ホテルの嘆きツイートに励ましの声続々

松田 和城 松田 和城

 またもあと一歩のところで阻まれた。5月1、2日に開催予定であった「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 5th Anniversary LoveLive!~LET’S GO WONDER TRIP~」の公演中止が26日、公式ツイッターで発表。それに伴いキャンセルが相次いだホテルの嘆きツイートが注目を集めた。

 「ラブライブ!」シリーズ第二作『ラブライブ!サンシャイン!!』の主人公グループ「Aqours」のメンバーを演じる声優陣によるユニットAqours。今回のライブはアニメの舞台である静岡にて、初の野外ライブとなる予定だった。Aqours9人が有観客で単独大型ライブを行ったのは2019年6月9、10日に開催された「ラブライブ!サンシャイン!!Aqours 5th LoveLive!~Next SPARKLING~」にまで遡る。Aqours関連のイベントは、新型コロナ感染拡大の影響を受けての中止が続いており、緊急事態宣言が発出された今回も「もしかしたらまた中止となってしまうのでは…」という懸念が現実となってしまった。

 今回のライブが行われる予定だった静岡県の「つま恋リゾート 彩の郷」に近く、多くのラブライバーが宿泊の予約をしていた「ホテルレオン浜松」のツイートは約3600件リツイートされている。中止が発表された26日夜のもので「9時過ぎくらいからのキャンセルラッシュで、そうなんだろうとは思っていましたが、つま恋中止ですか…残念。お蔵入りにするのももったいない出来なので、当日飾る予定だったブラックボード供養をさせてください。ホテルのことを知ってもらえる良い機会だと思ったんだけどなあ…」と無念の思いが記された。

 このツイートに対し開催を楽しみにしていたファンから「通りすがりですが、ブラックボード拝見しました。とても残念ですが、延期となってまた開催される時は、こちらのホテルを利用したいと思います。頑張ってください」や「宿泊予定でした…直接見られなくて残念です。また次の機会があれば是非利用させていただきます」と同情に加え、温かいコメントも多く送られた。こちらのブラックボードなどは4月上旬から準備を進めていたそうだ。

 当ツイートを行った「ホテルレオン浜松」のスタッフに取材すると「全体の部屋数の約半分の80部屋程がキャンセルになった」と無念さをにじませた。中止となってしまったことで「ライブに行ってきた人が、どんな感じでご宿泊するか見れなかったのは残念」と語った。

 コロナ禍によってまたも希望が打ち砕かれてしまったAqours、ファン、そして関係者。

 リーダーの高海千歌役の伊波杏樹は27日、インスタグラムを更新。花言葉は「希望」の白いガーベラの写真とともに、開催中止に対し悔しくてやるせない気持ちと未来に向けて諦めないという思いを、熱の込もった長文で投稿した。この投稿にファンの多くから「Aqoursのリーダーが杏ちゃんでよかった」「胸を打たれた」などの反響を呼び、「Aqoursのリーダー」がトレンド入りするほど大きな反響を呼んだ。終わらない試練はないと、今はそう信じて前を向くしかない。

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