人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの最新情報を取り上げる「GUNDAM TOPICS2021」が13日、都内で開催され、この日発表されたシリーズの実写映画化について、ガンダムシリーズの小形尚弘プロデューサーが言及した。
アニメーション製作会社のサンライズと米映画会社レジェンダリーの共同制作で、史上初となるネットフリックス向け映画となる。小形氏は「本日発表された監督(ジョーダン・ヴォート=ロバーツ氏)はガンダムへの造詣が深く、作品をリスペクトしてくれています」と信頼を寄せた。ともに登壇した映画監督の本広克行氏は「日本にも監督はいますが…」と少しうらやましそうな顔を見せつつ、「ガンダムがダメなら僕はイデオンで」と続けて笑いを呼んでいた。
また、劇場版『Gのレコンギスタ』第3部「宇宙からの遺産」(7月22日公開)の総監督を務める富野由悠季氏は会場にビデオメッセージを寄せた。「明るい路線の作品です」とにこやかな表情を見せ「観客がいるからこそアニメを作れて、僕は若返ることができています。コロナ禍はまだ1年続くと覚悟していますが、仕事があるから健康を保てる。日本のコロナ禍は続きますが、それに耐えうる作品にしたいと考えています」と手応えを口にした。同作品は全5部で、続く第4、5部に向けての決意を述べ「爺さん、頑張るぞ!」と気合をみなぎらせて締めくくった。