『薄桜鬼 真改』11日千秋楽へ「いろんな人の思いを背負いながら」…1年越しの上演

俳優・梅津瑞樹(28)が主演を務める「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」が11日、兵庫・ AiiA 2.5 Theater Kobeで大千秋楽を迎える。本来、昨年4月に上演予定だったが、コロナ禍のため約1年遅れの上演に。同作のプロデューサーが思いを語った。 

1年越しにかなった上演に、同作のプロデューサーは「感慨深い思いがあります」と心境を明かした。「(今までの)取材で梅津さんが『昨年から時が止まってしまったようだ』っておっしゃっていたんですが、同じ気持ちで、ようやく幕が開いて時が動き出したんだなと」。

当初、4月1日の東京公演が初日と予定されていたが、直前にカンパニー1名の新型コロナウイルス陽性が判明。他の関係者に濃厚接触者はいないとの保健所の判断を受け、2日に開幕した。「届けられなかったお客様もいらっしゃるし、去年からの積み重ねとして今回は出演ができなかったキャストさんも、去年見に来られなかったお客さんもいらっしゃって、いろんな人の思いを背負いながら今回の公演があるのかなと」と語った。

「ミュージカル『薄桜鬼』」(通称「薄ミュ」)は、累計100万本超の人気ゲーム「薄桜鬼」を原作に2012年から上演されてきた人気シリーズ。今作ではゲーム「薄桜鬼 真改」を原作として、新章のスタートを切った。

主人公・相馬主計が新選組に入隊し、激動の時代を歩んでいく物語。近藤勇ら憧れの隊士らと共に戦い、時に葛藤を抱えながら「新選組最後の局長」の役目を担う。劇中には登場人物の心情を映し出すしっとりと切ない歌唱や、激しい殺陣がふんだんに登場する。

11日の大千秋楽公演はニコニコ生放送でライブ・アーカイブ配信が実施される。「配信になっても、劇場に負けない熱量を皆が舞台の上で生き抜いてるので、お家からでも応援していただいて、熱量を受け取っていただけたら」と期待を込めた。詳細は「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」公式サイトまで。

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