ＮＨＫで２２日に放送された「プロフェッショナル 庵野秀明スペシャル」が反響を呼んでいる。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の製作に密着した期間は、番組最長の１２１４日。声優界、アニメファン、番組関係者など、多くの著名人が番組の感想をツイートしている。
番組冒頭から「密着を初めてまもなく私たちは悟った…この男に安易に手を出すべきではなかったと」というナレーションから始まり「伝説のアニメが完結するという情報を聞きつけ取材を申し込んだが、それが苦行のような日々の始まりだった」「密着は延びに延びて番組史上最長の４年。類を見ないものとなった…」と、スタッフもかなり苦戦したことを匂わせる異例のナレーションが続いた。
番組では、庵野監督の苦悩はもちろん、支えるスタッフ、妻で漫画家の安野モヨコ氏の思いなどが赤裸々に語られた。エヴァンゲリオンのアフレコ風景なども紹介し、アニメーターの大先輩である宮崎駿氏や鈴木敏夫プロデューサーのインタビューも盛り込んだ。また、番組では異例ともいえる、取材される側がＮＨＫスタッフを呼び出し、撮影方法に注文を出す様子なども放送された。
放送直後の２２日午後９時には、「＃プロフェッショナル」が世界トレンド１位に。他にも「庵野さん」「ＮＨＫスタッフ」も世界トレンドベスト２０に入った。
この放送にシン・エヴァンゲリオンで碇シンジの声を担当する声優の緒方恵美はツイッターで「この番組自体が一本の映画でした。物凄い映像を撮り切って下さった。涙がとまりませんでした。改めて庵野さん。生きて、ここまで来て下さってありがとうございます。全ての関係各位様、観て下さったお客様へ最大級の感謝を込めて」と投稿。
声優の山寺宏一もツイッターで「プロフェッショナル『庵野秀明スペシャル』に釘付け！」と見入ってしまったことを投稿。「プロフェッショナル」のテーマソングを歌うスガシカオは放送前にツイッターを更新し「もう、心臓が飛び出そう…」と投稿。
