フジテレビ系の人気長寿アニメ「ちびまる子ちゃん」14日放送回にタレント、ラジオパーソナリティの伊集院光が、本人役で出演した。伊集院と言えば、ラジオで絶大な存在感を発揮しているが、今回はTARAKO演じるまる子のラジオ番組で共演する、という設定で放送された。
まる子がDJを務める「ちびまるラジオ にちよう七福神」という番組に伊集院がゲストとして出演。ラジオブースに座る伊集院とまる子の2人がアニメーションで描かれ、「昭和の思い出」などをテーマに、リスナーからの“お便り”を読みつつ、伊集院とまる子がトークを展開した。フジテレビによると台本なしのフリートークで収録され、フリートークにアニメの絵を後付けする、という手法がとられている。
実は、TARAKOは2020年11月23日に伊集院光がパーソナリティを務めるTBSラジオ「伊集院光とらじおと」にゲスト出演している。ゲストとホストの立場が逆転したような形の今回の特別企画。まる子というよりも、TARAKOに近いような素のトークが展開されていたのも、アニメ作品としては珍しかった。
90年代後半に伊集院が担当していた「伊集院光 日曜大将軍」(後に「日曜日の秘密基地」にリニューアル)を思い起こさせる「にちよう七福神」というタイトルもファンにとっては懐かしい。伊集院ファン、「ちびまる子ちゃん」ファンの両方から様々な反響がツイッターには寄せられている。同番組は「TVer」で21日午後6時まで配信される。