イベントサイト「MAGMA-」がオープン アーカイブの課題見つめる

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「MAGMA sessions」のバナー画像
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 文化庁が主催する「MAGMA sessions」が16日、初日を迎え無料公開された。MAGMAはマンガ(Manga)、アニメーション(Animation)、ゲーム(Game)メディアアート(MediaArt)の頭文字の組み合わせによる造語で、各アーカイブの現状を伝え、今後への指標を例示するイベントサイト(https://magma-sessions.jp)。有識者によるトークセッションやインタビューが順次公開され、19日には文化庁「令和2年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業」の成果報告会がライブ配信される。配信は3月末日まで。

 総合プロデューサーの山内康裕氏(レインボーバード合同会社代表)は、日本のマンガなどが独自の世界的地位を得ている点を挙げ「現在、表現や作品のデジタル化、インターネットにおける制作過程のクラウド・AI化、SNSによるコミュニケーションの変化が急速に進み、『アーカイブ』の課題は多岐に渡っています」と説明。その上で「コロナ禍で、過去の作品に触れるきっかけが増えている今こそ、より多くの人が『アーカイブ』を意識しやすい状況かと思います」と、その意義を述べた。

 初日の16日は、主に以下の団体に所属する有識者が登場した。

 慶應義塾ミュージアム・コモンズ…学内の文化財の交流、学外への発信

 角川武蔵野ミュージアム…アート、博物、本の総合文化ミュージアム

 明治大学米沢嘉博記念図書館…マンガとサブカルチャーの専門図書館

 Production I.G…アニメーション制作会社。02年から同社作品の資料整理を行い、近年は業界全体のアーカイブ方法確立にも尽力

 レインボーバード社…“マンガ”を軸に施設、展示、販促、商品化に至る付加価値を提案、提供

 スタートバーン社…アート作品の流通、評価のインフラを構築

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