「命を見守る安心リモコン」ReReCo(リリコ)を開発・販売するBROWN研究所はこのほど、高齢者の自宅を訪問する医療・介護職444人を対象に「高齢者宅の夏の室温管理に関する実態調査」を実施、結果を公表した。
訪問先の高齢者宅で「危険な暑さだ」と感じた経験を尋ねたところ、「よく」「時々」「まれに」を合わせた86.1%が「ある」と回答。「ある」の回答者に体感温度を聞いたところ、「30~32度」44.0%、「33度以上」31.4%となり、75.4%が体感30度以上と回答した。
エアコンが設置されているにもかかわらず、使用していない高齢者宅に遭遇した経験は、「よく」「時々」「まれに」を合わせて88.1%。エアコンを使っていなかった理由では、「暑さを感じていない」が64.5%で最も多く、「冷房が寒い(46.0%)」「電気代が心配・もったいない(42.7%)」と続いた。本人が「暑くない」と感じていることが、適切な室温管理を難しくする一因となっている。
「エアコンの使用」や「水分補給」「室温の確認」といった声かけをしているものの、合わせて78.6%が「声かけをした次の訪問時に、エアコンが再び消えていた」経験があると回答。その結果、「声かけだけでは高齢者の室温管理は改善しない」と考える人は合計88.3%にのぼった。
高齢者の夏の室温管理に有効だと思う対策を3つまで選んでもらったところ、最も多かったのは「室温に応じて自動でエアコンが作動する機器(73.2%)」だった。「家族や周囲によるこまめな声かけ(72.1%)」「離れた家族が室温を確認できる見守りセンサー(52.9%)」と続いた。人による声かけや見守りを大切にしながら、それだけに頼らず、環境やテクノロジーでも支える。そうした室内熱中症対策へのニーズが高まっている。