葬儀の準備は、心身ともに負担が大きいもの。大切な人を見送る中で、どんなことが一番大変に感じられているのか-。インターネットリサーチの株式会社NEXERとハタオ葬儀社はこのほど、事前調査で「喪主あるいは葬儀を執り行った経験がある」と回答した全国の男女300人を対象に「葬儀の準備」についてのアンケートを実施、結果を公表した。
調査によると、葬儀の準備で最も大変だったことは「葬儀社の手配・打ち合わせ」で41.0%。「細かいことを急いで決めなくてはならないので、心にも時間にも余裕がなくなる(40代女性)」「初めてで言いなりになってしまったから(40代女性)」「何かと費用を上乗せしようとしてきた(50代女性)」といった声が寄せられた。
その他、「参列者への連絡・案内(20.3%)」「費用や支払いに関する手続き(12.3%)」「日程や会場の調整(6.0%)」「宗教・宗派に関する準備(3.0%)」といった回答が続いた。
葬儀の準備を進める上で不安だったことでは、「費用がどれくらいかかるか」が33.0%で3人に1人が挙げた。「決まった価格設定がない(20代女性)」「一度に用意するお金が高額(40代女性)」「気をつけていないと不要なものまで費用に入れられそうになった(50代女性)」など、金銭面での不安がやはり断トツに多かった。
その他、「段取りや手順(24.0%)」「急なことで準備の時間がなかった(12.0%)」「参列者への対応(7.3%)」「気持ちの整理や精神的な負担(6.3%)」などが続いた。
葬儀後に最も大変だったことについては、「相続に関する手続き」が26.3%で最多。「遺品整理・家の片付け(20.0%)」「法要や納骨など、その後の仏事の手配(13.0%)」「各種公的手続き(12.0%)」「銀行口座やクレジットカードの解約(6.7%)」「お世話になった方々への挨拶・お礼状の準備(5.7%)」「精神的な疲れや喪失感からの立ち直り(5.7%)」などが続いた。
葬儀は費用や段取りなど不安がつきもの。迷いや不安を減らすためには、早めに葬儀社に相談し、見積もりや流れを確認しておきたい。また、名義や株、家財道具の生前整理など“終活”をできるだけ進めておくことも大切だ。
◆ハタオ葬儀社(https://hataosougisha.com/)