墓じまいをしたい人は7割、圧倒的理由1位「維持管理・墓参りが大変」自分の希望する供養法1位は「散骨」

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画像はイメージです(buritora/stock.adobe.com)
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 お墓や供養のあり方についての価値観が変わってきている現代、「お墓をもたずに散骨や樹木葬で供養してほしい」と考える人も増えています。また少子高齢化で「お墓を残したくても、継いで管理してくれる人がいない」というケースもあるでしょう。株式会社AlbaLinkはこのほど、20代以上の男女500人を対象に行った「墓じまいに関する意識調査」の結果を公表した。

 「墓じまいをしたいと思うか」と聞いたところ、「とても思う」「やや思う」と答えた人が合わせて70.8%となった。「墓じまいをしたい」理由の圧倒的1位は「維持管理・墓参りが大変(218人)」で、「お墓のある場所が遠く、頻繁に行けないから。またこまめに手入れができないから」(30代女性)、「出身が県外で距離が離れており、墓参りに赴くのに時間を要するため。今後高齢になればさらに困難になると予想されるため」(50代男性)などの意見があった。2位は「跡継ぎがいない(92人)」、3位に「子どもに負担をかけたくない(43人)」と続いた。

 一方、「墓じまいをしたくない」理由では1位は「しばらくは維持管理できる(37人)」で、「遠くにあるわけでもないし、手入れは家族がやってくれているから」(20代女性)、「後継がいるので今は考えていない」(40代男性)などの声が寄せられた。2位は「先祖代々の墓だから(32人)」、3位は「心の拠り所として残したい(27人)」だった。

 「自分がなくなったときに希望する供養の方法」を質問したところ、最も多かったのは「散骨(131人)」で、「費用が安くお墓の管理もいらない。また海が好きなので、海に撒いてくれたら嬉しい」(40代女性)、「業者に委託すれば数万円程度の費用ですむので、後の世代に墓地の心配をかけなくていい」(60代以上男性)などが理由として挙げられた。2位が「先祖代々・家族の墓に入る(112人)」、3位が「樹木葬(97人)」となった。

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