妊娠中は、夜中に何度も目が覚める、おなかが大きくなって仰向けで寝られないなど、睡眠にさまざまな変化が起こりやすい時期。なかには、それまで縁のなかった「いびき」を家族に指摘され、戸惑った経験を持つ方もいるのでは。「一般社団法人 いびき無呼吸改善協会」は、直近5年以内に出産を経験した全国の20〜40代女性157人を対象に行った「妊娠といびき」に関する実態調査の結果を公開した。
「妊娠中に経験した睡眠の変化」では「夜間にトイレで起きることが増えた」(17.1%)、「寝苦しくて仰向けで寝られなかった」(16.9%)、「夜中に何度も目が覚めた」(14.4%)など、おなかの大きさや体の変化に伴う睡眠の乱れが上位に並んだ。「その他」(24.2%)には「いびきをかいていると言われた」(5.1%)、「自分のいびきで目が覚めた」(3.5%)が含まれ、回答者単位では157人中34人(21.7%)がいずれかを経験している。
「妊娠中に気になった体調の変化」に関しては「手足や顔のむくみ」(19.6%)、「朝起きても疲れが取れない」(16.9%)、「体重が想定以上に増えた」(16.7%)など、むくみや体重増加といった妊娠に伴う変化に加え「朝起きても疲れが取れない」が上位と、睡眠の質の低下が日中のコンディションにも影響している様子がうかがえた。また、いびきを経験した34人はそれ以外の123人と比べて「手足や顔のむくみ」「息苦しさ」「血圧が高めと言われた」を挙げた割合が高い傾向が見られた。
「妊娠中の睡眠の悩みについて、当時どのように考えていましたか?」については「妊娠中だから仕方ないと思っていた」(59.2%)、「出産すれば治るから我慢するしかないと思っていた」(20.4%)を合わせると79.6%にのぼり、約8割が睡眠の悩みを受け流していた。「相談して対処した」は2.5%にとどまり、いびきを経験した34人に限ると「相談して対処した」と答えた人はいなかった。
調査を行った同協会は「妊娠中の眠りの悩みは、我慢するものではなく相談してよいものです。ご本人だけでなく、パートナーやご家族も『いびき』に気づいたら、気軽に声をかけてあげてください」とコメントしている。