俳優のジョン・マルコヴィッチ(72)が、マーティン・マクドナーが監督・脚本を務めた映画「ワイルド・ホース・ナイン」での演技により、更なる賞を獲得することが決定した。
2027年2月3日から13日まで開催される第42回サンタバーバラ国際映画祭で、アウトスタンディング・パフォーマー・オブ・ザ・イヤー賞(年間最優秀出演者賞)を受賞する。同作はベネチア、テルライド、トロントの各映画祭で上映され、11月6日に劇場公開される予定だ。
サンタバーバラ映画祭のエグゼクティブディレクターを務めるロジャー・ダーリング氏は、「レジェンドであるジョン・マルコヴィッチが今年見せた演技は悲哀、不安定さ、脆さ、そして優しさを兼ね備えたキャリア最高のものだ。圧倒的な芸術性を称え、この賞を贈れることを誇りに思う」と絶賛のコメントを寄せた。
「ワイルド・ホース・ナイン」は1973年のチリクーデター直前を舞台に、サンティアゴからイースター島へと派遣されたクリスとリーという2人のCIA捜査官を描いた作品。マルコヴィッチはサム・ロックウェルと共演し、キャストにはスティーヴ・ブシェミ、マリアナ・ディ・ジローラモ、アイリン・サラス、トム・ウェイツ、パーカー・ポージーらが名を連ねる。
なお9月に開催された第83回ベネチア国際映画祭で、マルコヴィッチは同作での演技が高く評価され、最優秀男優賞にあたる「ヴォルピ杯」を受賞したばかり。満場のスタンディングオベーションを受け、感極まる姿も見せていた。
これまでに「プレイス・イン・ザ・ハート」や「ザ・シークレット・サービス」で2度のアカデミー賞ノミネートを果たし、テレビドラマ「セールスマンの死」でエミー賞を受賞した実績を持つジョン。スパイク・ジョーンズ監督の映画「マルコヴィッチの穴」をはじめ、「危険な関係」「太陽の帝国」「コン・エアー」「バーン・アフター・リーディング」「二十日鼠と人間」「RED/レッド」シリーズなど、数々の作品で存在感を放ってきた。近年もApple TVのドラマ「バッド・モンキー」やAmazon Primeのスリラー「ビショップ」など、精力的な活動を続けている。