6歳の少女がルービックキューブを平均わずか4.27秒で完成させ、スピードキューブ界に衝撃を与えている。中国中央テレビ(CCTV)によると、中国の練雲芝(リアン・ユンジ)さんは今月、武漢と広州で開催された「WCA(世界ルービックキューブ協会)」公認の大会において、ルービックキューブ(3x3x3)女子平均の世界記録を同月内で2度更新した。
ユンジさんはまず平均4.52秒の記録を打ち立て、その後さらに記録を縮め4.27秒を叩き出した。平均記録は5回の試技から算出されたもので、女性のスピードキューバーとして平均4.5秒を切ったのはユンジさんが初となる。
映像には赤いギンガムチェックのリボンをつけたユンジさんが、カラフルなキューブを猛スピードで回転させ、卓上に置いて拍手とガッツポーズで喜ぶ姿が捉えられている。
そんなユンジさんがルービックキューブに出会ったきっかけは、母親がダンスや音楽などの習い事と一緒にキューブ教室へ通わせたことだった。母親の林陽夕(リン・ヤンシー)さんは、キューブをそろえる作業が「子どもの総合的な能力を育む優れた活動」であると徐々に実感し、より重点を置くことを決意。ユンジさんはこれまでに1300以上の解法アルゴリズムを習得しており、毎日2〜3時間の練習を重ねているという。
「ルービックキューブは集中力、記憶力、論理的思考力、空間認識能力を高め、勝ち負けに対する健全な精神を養うのに役立ちます」と母親は語り、「単に公式を暗記するのではなく、論理的な推理によって最適解を見つけることが重要です」と続けた。
スピードキュービングはランダムに崩されたキューブをいかに早くそろえるかを競う競技で、公式大会では厳格なルールのもとでタイムが計測される。世界中であらゆる年代の選手が競い合い、トップ層は数秒で完成させるなか、6歳のユンジさんが成し遂げた偉業は習い事から始まった挑戦を数千時間の練習によって結実させた成果である。