akiya_b

この人には何してもいい→なぜか“舐められやすい人”に共通する特徴とは【コミュニケーションコンサルタントが解説】

夢書房 夢書房

Aさんは、職場ではできるだけ周囲と穏やかに接することを心掛けている。頼まれごとをされても、無理のない範囲であれば引き受けることが多く、同僚と言い争いになることもほとんどなかった。

ところがある日、同僚から仕事を頼まれた際、「Aさんなら断らないと思って」と冗談交じりに言われた。ほかにも、自分だけ話を遮られたり、きつい言葉を向けられたりすることが重なり、「もしかして軽く扱ってもいい人だと思われているのでは」と悩むようになった。

このように「舐められている」と感じたとき、相手とどのように接していけばいいのだろうか。コミュニケーションコンサルタントの鮎永麻琴さんに話を聞いた。

人間関係で軽く扱われないために意識したい「境界線」 

ー人によって態度を変えたり、「この人なら何を言っても大丈夫」と考えたりする人には、どのような心理があるのでしょうか。 

人は人間関係の中で、相手の反応を見ながら「どこまで許されるか」を無意識に学習しています。少し失礼なことを言っても笑って流されたり、急なお願いを毎回引き受けてもらえたりすると、「この人にはここまでやっても大丈夫」と認識することがあります。1度なら「たまたま」でも、それを何度も受け入れていると、相手の中でそれが「この人との通常の関わり方」になってしまうことがあるのです。

もちろん、だからといって失礼な態度を取る側が正当化されるわけではありません。ただ、自分の反応が知らず知らずのうちに「相手にどう扱われるか」を教えてしまう側面もあります。

ー「舐められやすい」「軽く扱われやすい」人には、どのような特徴がありますか。 

嫌なことをされても笑ってしまう人、頼まれるとすぐに「いいですよ」と答えてしまう人、自分の意見を引っ込めることが多い人、そして怒るべきところでも怒らない人は、軽く扱われやすくなることがあります。本人は場の空気を悪くしないよう配慮しているつもりでも、相手には「この程度なら大丈夫」「頼めばやってくれる」「この人の意見は後回しにしても問題ない」と受け取られる場合があります。ここでいう「怒る」とは、感情的に相手を責めることではありません。「それは困ります」「今回はできません」と、必要な場面で自分の意思や境界線をきちんと示すことです。

優しいことと何でも受け入れることは違い、相手を尊重すると同時に自分自身も尊重することが大切です。

ー「舐められている」と感じたとき、どのように対応すればよいでしょうか。 

突然強い態度を取ったり、相手を言い負かしたりする必要はありません。まずは頼みごとをされても反射的に「YES」と答えず、「確認してからお返事しますね」と一度持ち帰ることです。難しい場合は、必要以上に言い訳をせず、「今日は難しいです」「今回は引き受けられません」と短く、穏やかにはっきり伝えましょう。

また、失礼なことを言われたときは無理に笑わず、「私はそういう言い方、あまり好きじゃないな」「それ、どういう意味ですか?」と静かに伝える方法もあります。「舐められない人」は怖い人ではなく、「できることはする」「できないことは断る」「嫌なことは嫌だと伝える」といった自分なりの基準が一貫している人です。優しさを手放すのではなく、その中に「ここから先は嫌です」という境界線を持つことが、対等で長く続く関係につながります。

◆鮎永麻琴(あゆなが・まこと) コミュニケーションコンサルタント/撫子Plus株式会社代表
企業向けの接遇・ホスピタリティコンサルティングや、個人向けの対人関係コンサルティング、セミナーなど幅広く活動。自身の経験や学びをもとに、コミュニケーションスキルと「自分のトリセツ」を見つける統計学を融合した「コミュニケーション帝王学®」を開発。人間関係やコミュニケーションに関する悩みの解決をサポートしている。
▽鮎永麻琴公式ホームページ
https://makotoayunaga.com/ 

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース