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夫の友人が勝手に許可なく私の結婚式をSNSで中継→肖像権やプライバシーの侵害では?【弁護士が解説】

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結婚式を終えたAさんは、後日友人から「結婚式の様子がSNSに投稿されていたよ」と聞かされる。そこで確認してみると、夫の友人が式の一部始終をSNSで中継していたことが分かった。

夫に頼んで1度は投稿を削除してもらったものの、しばらくして別のSNSに同じような投稿があることを発見。再び夫に相談したが、「友人が勝手にやったことで、自分には関係ない」と言われてしまう。

これに対して「お祝いごととはいえ、SNSに載せるなら一言確認するのが普通では?」と、Aさんは釈然としない思いを抱えている。

Aさんのように、結婚式の写真や動画を本人の許可なくSNSに投稿された場合、肖像権やプライバシーの侵害にならないのだろうか。若井綜合法律事務所弁護士の若井亮さんに話を聞いた。

場合によっては肖像権やプライバシーの侵害に当たることも

ー結婚式で撮影した写真や動画を、本人の許可なくSNSに投稿することは、肖像権やプライバシーの侵害になるのでしょうか?

本人の許可なく投稿したことだけで、直ちに違法となるわけではありませんが、肖像権やプライバシーの侵害に当たる場合があります。人には、自分の容ぼうや姿態を無断で撮影されたり、撮影された写真をみだりに公表されたりしないという人格的利益があるためです。

肖像権やプライバシーの侵害に当たるかどうかは、写真の内容や公開範囲、投稿の目的、本人が受ける不利益などを踏まえて判断されます。

ー「参列者として撮影した写真だから」という事情があれば、無断投稿が許されるケースもありますか?

「参列者として撮影した」というだけで、無断投稿が許されるわけではありません。写真を撮影することと、SNSで不特定多数に公開することは別の問題です。ただし、本人が小さく写り込んでいるだけなどの場合は、肖像権の侵害に当たらないケースもあります。

ー結婚式の写真や動画をSNSに投稿する場合、投稿する側はどのような点に配慮すべきでしょうか?

写真や動画に写っている人が、SNSへの投稿を望んでいるかを確認することが大切です。

とくに新郎新婦は、結婚式の写真をどこまで公開するか希望がある場合もあります。投稿してよいか迷う場合は、事前に本人へ確認するようにしてください。投稿文や位置情報などから個人が特定されることもあるため、写真や動画以外の情報にも注意が必要です。

ー自分の写真や動画が無断でSNSに投稿されてしまった場合、まずどのように対応するのが望ましいでしょうか?

まずは投稿のスクリーンショットを撮り、投稿者に削除を求めましょう。相手のアカウント名や投稿日、投稿内容なども記録しておくようにしてください。

削除されない場合や別のSNSに繰り返し投稿される場合は、SNSの運営会社への削除申請や弁護士への相談も検討できます。

◆若井亮(わかい・りょう) 弁護士
早稲田大学第一文学部を卒業後、慶應義塾大学法科大学院を修了。東京弁護士会所属。脅迫や恐喝、強要、ストーカーなどの不当要求への対応を中心に、男女間のトラブルなど幅広い案件を取り扱う。

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