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SNSでグチを吐いてストレス発散→「匿名だから大丈夫」が招く落とし穴とは【SNS専門家が解説】

夢書房 夢書房

Aさんは仕事でストレスが溜まると、SNSで匿名アカウントを使って仕事のグチを投稿することで、ストレスを発散していた。ただ、このストレス解消法を後悔することになる。

それはある日のこと。知人とストレス解消法の話をしているときに、SNSでグチを投稿していることを伝えると、「相手がもしもAさんの投稿を特定したら仕事に影響が出るしやめた方がいいんじゃない?」と注意されてしまう。

これを聞いて、ふとAさんは最近仕事の連絡が少なくなったことを思い出した。もしかしたら私のグチがバレているかも…と考えたAさんは、不安から顔が真っ青になる。

これによってAさんは「ストレス解消のつもりだったのに…」と後悔するが、そもそもSNSでグチを投稿することは、本当にストレス解消につながるのだろうか。SNS運用コンサルタントのとんかつさんに、投稿する際のリスクや、後悔しないためのSNSとの付き合い方を聞いた。

SNSは「感情のゴミ箱」ではない?愚痴投稿で後悔しないために

―ストレス解消として愚痴をSNSに投稿する行為について、運用コンサルタントとしてどう考えますか?

一時的に気持ちが軽くなることはあると思います。ただ、SNSは不特定多数に情報を発信する場所です。

とくに注意したいのは、投稿すること自体が習慣になってしまうことです。「書いたらスッキリした」という経験を繰り返すうちに、イライラするたびにSNSへ投稿するようになる可能性があります。

また、最初は単なるグチだったものが、次第に言葉が強くなったり、誰かを攻撃する内容になったりすることもあります。SNS上で攻撃的な発言を繰り返せば、現実の人間関係にも影響する可能性があります。

「スッキリした」で終わらせるのではなく、なぜ自分がそこまでイライラしているのかを整理することが大切です。

―愚痴投稿が原因で起こるトラブルには、どのようなものがありますか。

もっとも注意したいのは、「匿名だから大丈夫」という思い込みです。投稿内容や写真、勤務先に関する情報、投稿時間、過去の発言など、複数の情報が組み合わさることで、本人を推測される可能性があります。

「誰にも見られていない」と思っていると、次第に言葉が強くなってしまうこともあります。しかし、SNSの向こう側にいるのも人間です。匿名だからといって、人間関係そのものがなくなるわけではありません。

―イライラしたときでも、後悔しないためのSNSとの付き合い方を教えてください。

感情が高ぶっているときほど、すぐに投稿しないことです。書きたいことがあっても、まずは下書きやメモに残し、投稿する前に一度時間を置いてください。

おすすめなのは、「この投稿を1年後の自分が見ても問題ないか」と考えることです。今は腹が立っていても、翌日になれば「なぜこんなことを書いたのだろう」と感じることがあります。

悪質な内容であれば、必要に応じて記録を残し、ブロックや通報などの機能を使って距離を置くことも一つの方法です。

◆とんかつ SNS運用コンサルタント
40代で会社を退職し独立。営業職やプレイングマネージャーを経験した後、SNS運用や情報発信のコンサルティングを行っている。初心者にも分かりやすいSNS活用術を発信し、これまでのコンサルティング生は約180人。毎月開催するSNS運用セミナーには100〜150人が参加するなど、人気講師として活動している。平日19時からはXスペース「とんかつ塾」を開催している。
▽X(旧Twitter)
https://x.com/sasan11922960

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