ラッパーのマックルモアが、ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われたエド・シーランの「ループ・ツアー」のオープニングアクトでパレスチナ支持のメッセージを発信したことを受け、ツアーからの降板を求める声が高まっている。マックルモアは、9月4日の夜、抗議ソング「Hind's Hall」を披露する前に紛争について観客へ直接語りかけた。
マックルモアは同曲を紹介する際、観客にこう語りかけた。「僕がこのツアーをやりたかった大きな理由のひとつは、こういうスタジアムに立って、僕にとって大切な二つの言葉―『パレスチナを解放せよ(フリー・パレスチナ)』を叫べるからなんだ。ガザから占領地のヨルダン川西岸地区にいる人たちまで、僕らが彼らを忘れていないってことが伝わるように、この言葉をはっきりと、大きな声で届けたいんだ」
続けてマックルモアは、この思いが父親としても特別な意味を持つと説明。11歳の娘スローンさんもこの夜会場にいたと明かし、わが子には安心して成長し、恋をし、生きる意味や喜びを見つけてほしいと願うのと同じ気持ちを、すべての人間が抱く権利があると語った。さらに、暴力の音を知る前に平和を知ること、そして親が子どもに朝の別れを告げる際、それが今生の別れになるかもしれないと恐れずに済む世界を望むとも述べた。
こうした発言を受け、イスラエル系アメリカ人評議会(IAC)が即座に反発。エド・シーランのチームに対しマックルモアをツアーから外すよう求める署名活動を開始した。