スコットランドのネス湖で観光客による未確認生物ネッシーの目撃情報が相次いでいる。水中に「頭と尾」が見えたという報告や「謎の影」を目撃したとの証言が新たに寄せられた。
7月の時点で2026年の目撃情報は7件に達していたが、「公式ネス湖モンスター目撃登録所」にさらなる報告が追加され、今年に入ってからの目撃数は早くも計13件に上っている。新たに記録されたのは7月27日にスコットランドのレンフルーシャーから訪れていたジョン・ウォレス氏とジェイミー・ウォレス氏による、ネッシーとの遭遇の可能性を示す報告だ。
同登録所への報告にはこう記されている。「2026年7月27日午前10時46分、レンフルーシャーから訪れていたジョン・ウォレスとジェイミー・ウォレスが、水中の奇妙な影を撮影した。水面上には何も出ていなかったという」
また、1月にニュージーランドから訪れていたゴット氏一家による別の目撃例も新たに登録された。報告には「2026年1月12日午後1時頃、ニュージーランドから訪れていたゴット一家が、クランズマン・ホテル付近で黒い頭部に続いて長い尾を目撃した。当時、湖上にボートの動きはなかった」と記されている。
これらの追加により26年の目撃数は13件となり、25年の年間現地目撃数である6件や24年の記録である3件をすでに大幅に上回った。
今回の目撃情報急増の背景には、報告の減少から専門家がネッシーの死亡説を危ぶんでいた経緯がある。ネス湖探査チーム(LNE)のロブ・ロング氏はこう語っていた。「これほど長く姿が確認されないのは異例であり、ネッシーの生存に対する現実的な懸念があった。通常ならチームメンバーの誰かが目撃するものだが、これまでのところ誰もネッシーを目撃していない。目撃したと主張する人はいるが、これほど静かな湖面は経験がない」
さらに、ロング氏は「目撃例は年々減っていたが、ここまで途絶えたことはなかった。しかし目撃数が少なかったにもかかわらず、2024年はソナー音波により過去最高レベルのデータが得られ、ネッシーが存在するという最も決定的な証拠が得られた年でもあった。つまり、目撃数は少なかったが質は高かったのだ。しかし今は何もない」と続けた。
「ネッシーは確実に存在しているが、捜索する人々に対して明らかに警戒感を強めている。冷水遊泳を楽しむ人々など、湖での追加的な活動が増えたこともネッシーを遠ざける要因になっていると考えている」とロング氏は分析している。