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UFOの正体は 誤認されやすい現象を天文学者が解説 子供の頃、動画を見せてきた大人に指摘→険悪な雰囲気に

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UFO※画像はイメージ
UFO※画像はイメージ

 「アストロボブ」の愛称で知られる天文学者ボブ・キング氏が、UFO(未確認飛行物体)や未確認異常現象(UAP)と最も誤認されやすい一般的な現象について見解を明かした。キング氏によれば、レンズ雲や光の反射、スカイランタン(天灯)などがUFOやUAPと混同されるケースが多く、地球外生命体との遭遇を錯覚させるような日常的な出来事は数多く存在するという。

 雑誌「Sky and Telescope」に寄稿した記事の中で、キング氏は子供の頃にUFOについて読むのが大好きだったと回想。ゴミ箱の蓋を宙に投げてカメラで撮影し、自ら捏造写真を作ったことまであると明かした。

 さらにキング氏は、UFOだと主張する動画を見せてきた男性に対し、それが空で非常に明るく輝く星に過ぎないと指摘し、険悪な雰囲気になった過去の出来事も振り返っている。「昔、地元の天文クラブの集まりに、中年の男性が参加した。その男性は興奮気味に、UFOを撮影したから自分たち自身の目で見てほしいと説明した。その輝き、丸い形状、そして急速な点滅から、絶対にUFOに違いないとその男性は語っていた。動画が始まるとすぐに、そのUFOが明るい星であることは明白だった。手ブレによって激しく揺れ動き、カメラのオートフォーカスが被写体を鮮明に捉えようと苦労した結果、リズミカルにピントが合ったり外れたりしていたんだ。撮影時の時刻や方角についていくつか質問した後、その男性が撮影したのは恒星のシリウスであることがはっきりした。しかし、我々がどう説明しようとも、その男性はUFOだと確信して譲らなかった。その男性は動画を回収し、怒って出て行ってしまった」

 キング氏は続けて、UFOと間違われやすい最も一般的な事象について説明し、シリウスは金星と並んで「UFOの目撃情報として最もよく報告されるもの」の1つであると付け加えた。

 また、飛行機の飛行機雲やレンズ雲も宇宙船と混同される可能性があるという。「こうしたUFOのような雲は、高速で移動する空気が山や丘の上を吹き抜ける際に形成され、池に小石を投げ入れた時にできる波紋と同じような波を大気中に作り出す。その円盤のような形状は美しく、想像力をかき立てる。UFOと間違われるその他の大気現象には、幻日やそれに関連するハロ現象などがある」

 更にキング氏は、飛行機の点滅するライト、ロケット打ち上げ時の飛行機雲、オーロラ、さらには室内の照明の反射でさえも、UFOの錯覚を生み出す可能性があると指摘した。「明るい光源(車のヘッドライトや天井の照明など)が複層ガラスの内側で反射すると、特に夕暮れ時などは、まるで光源が遠くで浮かんでいるかのように、1つ、あるいは複数に重なって見えることがある」

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