マドンナのプロデューサーとして知られるウィリアム・オービットさんが死去した。69歳だった。「スタジオの魔術師」とも呼ばれたオービットさんは7月23日に息を引き取った。死因は明らかにされていない。
オービットさんのSNSアカウントには、こう声明が投稿されている。「私たちは深い悲しみに包まれています」「彼は、その音楽や友情、優しさを通じて多くの人々の人生に触れてきました。私たちだけでなく、たくさんの人にとって、大きな喪失となるでしょう」
マドンナは自身のインスタグラムにオービットさんと一緒に登壇したグラミー賞の映像や、作品の画像などを掲載。「さようなら、ウィリアム・オービット」とコメントした。「あなたに出会い、一緒に仕事をするようになってから、私はある啓示を受けました。音楽はカテゴリーやジャンルに収まる必要はないのだと気づいたのです。だから私たちは独自のジャンルを創り出しました。あなたは私の心の中にある魔法のボタンを押し、私は叶わぬ夢の銀河へと飛び込みました。あなたの音楽は私に魔法の絨毯を与え、私は多くの場所を訪れました。悲しみも喜びも」と変化のきっかけを与えてくれたことも明かした。「あの頃が懐かしい。『Drowned World』や『Swim』のような曲を書くインスピレーションを与えてくれたのは、あなただけでした。あなたはまるで別世界の人みたいで、唯一無二の存在でした。年月が経ち、私は他の人たちと音楽を作るようになりましたが、あなたと過ごした魔法のような時間を決して忘れることはありません。あなたと出会い、あなたと共に不思議な世界に足を踏み入れることができたのは、本当に幸運でした」と思い入れたっぷりだった。
複数のグラミー賞を受賞したマドンナのアルバム「レイ・オブ・ライト」をはじめ「MUSIC」「MDNA」を手掛けたオービットさんは、このほかブラー、U2、ブリトニー・スピアーズ、ロビー・ウィリアムズ、クイーンなど、数多くのアーティストの作品に参加したことで知られる。
数々の受賞歴を誇るプロデューサーの訃報を受け、追悼の言葉が相次いで寄せられている。
ソロデビューアルバム「Northern Star」でオービットさんとタッグを組んスパイス・ガールズのメラニー・Cは、「この偉大な人と一緒に仕事ができたことは、本当に名誉なことでした。愛を込めて xxx」と故人を偲んだ。
プロデューサー仲間のエロール・アルカン氏はこう投稿している。「信じられないほど優れたプロデューサーだった。彼が手がけた曲の中には、僕が大好きな曲がたくさんある。心からお悔やみを申し上げます。安らかに」