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課金が止まらない!亡くなった母のサブスク契約ってどう解除したら?「デジタル終活」が有効【FPが解説】

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Aさんは先月亡くなった母親の遺品整理をしていた。そんな中、母親のクレジットカードの利用明細を見つけ、心当たりのない引き落としが何件も重なっているのに気づく。調べてみると、母親が生前契約していた動画配信や音楽のサブスクリプション(サブスク)料金がその正体だった。

慌てて解約手続きに取り掛かったが、パスワードがわからないためスマートフォンのロックを解除できない。引き落とし先のクレジットカードを解約してみるも、サブスク自体の契約を止めない限り、料金の請求は続くようだ。

では、Aさんが亡くなった母親のサブスク課金を止めるにはどうしたらいいのだろうか。ファイナンシャルプランナーの川部紀子さんに話を聞いた。

―なぜ亡くなった契約者のサブスクを遺族が解約するのは難しいのでしょうか?

そもそも、親や配偶者が契約しているサブスクをすべて把握すること自体が難しいのが現状です。また、端末のロック解除ができなかったり、サブスク契約のアカウントID・パスワードがわからなかったりする場合も多いですよね。すると、本人確認のために戸籍謄本や身分証明書の提出を求められ、解約手続きに数週間かかってしまうケースもあるんです。

さらに、引き落とし先のクレジットカードを停止したとしても、サブスク自体の解約が完了していなければ、「未払い状態」として請求が続いてしまいます。

―遺族の手でサブスクを解約する手順を教えてください。

まずは亡くなった方の銀行口座やクレジットカードの明細を入手して、生前契約していたサブスクを把握しましょう。そして、サービスのカスタマーサポートに契約者が亡くなった旨を連絡し、必要書類(戸籍謄本や身分証明書の写し)を郵送またはメールで提出します。審査が終わり次第、解約が完了するはずです。

―自分の死後、家族が慌てなく済むように、サブスクの契約者が生前にできることはありますか?

エンディングノートに必要な情報をまとめる「デジタル終活」が有効であることはいうまでもありません。でも、元気な人にとって終活は億劫なことでありハードルが高いのも事実です。

メモでいいので、最低限「契約しているサブスクの一覧」「スマートフォンのパスコード」「各サブスクのIDとパスワード」この3つを記載してくと親切ですね。

ただし、こうしたメモの存在はリスクも伴うので、もしもの際に家族だけが見つけられるような工夫と管理が重要です。

こうした備えがあれば、残された家族がAさんのように心当たりのない引き落としに困惑したり、解約手続きに手間取ったりする事態を避けられるでしょう。

◆川部紀子(かわべ・のりこ) ファイナンシャルプランナー
保険会社勤務8年間を経て、現在は「FP・社労士事務所川部商店」代表として、ファイナンシャルプランナーおよび社労士の業務にあたる。お金に関するキャリアは30年超え。個人レクチャー、講演の受講者は3万人以上。
▽FP・社労士事務所川部商店ホームページ
https://kawabe.jimusho.jp/

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