ミック・ジャガー(82)が、年を重ねることについて、胸の内を明かした。ザ・ローリング・ストーンズのフロントマンは、長年培ってきたはずの知恵は「忘れてしまった」と述べ、体力的にもかつてほど動けなくなったことを嘆いた。
ニューヨーク・タイムズ紙のポッドキャスト「The Interview」で、年を取ることの良し悪しを聞かれたミックは、「良いことなんて何もない。何もないんだ。知恵なんて身につかない。何もかも忘れてしまう。知恵は全部忘れた」と語った。「多少は名言めいたことを言っていたかもしれないが、それが何だったかはもう忘れてしまったよ」「決して心地いいものじゃないし、当然、やりたいことを素早くこなせなくなる。体力的にも、やりたいことができなくなる。まだできないことはないけど、もっと慎重にやらなきゃいけない」と続けた。
そんなミックは、何十年にも及ぶ名声によって、生活が「普通」ではなくなり、周囲の世界から「切り離された」感覚があると認めた。「明らかに、普通じゃない。多くの人の生活とは違う。それが影響するんだ。他人から切り離された感覚になることがある」「芸能界にいる人の多くは、芸能界の人間としか付き合わない。共通点があって、お互いを理解し合えるからね。それで、いわゆる『本当の生活』からは切り離されていく」と話した。
それでもミックは、地に足をつけようと努めているという。地に足をつけるために何をしているか聞かれると、「一人で街に出て歩いて、普通のことをするんだ」と答えた。
しかし、それすら一時的な安らぎにしかならないという。「それでも、それは一時的なものでしかない。心理的には、精神状態そのものが恒久的に損なわれているからね」とした。