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最高額50%アップ ポイ捨ての罰金大幅引き上げ 手本は日本 英政府がゴミ犯罪撲滅へ取り締まり強化

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※写真はイメージです(agus/stock.adobe.com)
※写真はイメージです(agus/stock.adobe.com)

 イギリスで街や公園を汚すゴミ犯罪をなくすための大きな取り締まりが始まる。これにより、ポテトチップスの袋をポイ捨てしただけで、最高750ポンド(16万3500円)もの高い罰金をその場で払わされることになる可能性があるという。

 英政府はこの夏、ポイ捨てに対する罰金の最高額を50%引き上げ。一方で、ゴミを違法に捨てる不法投棄者には、これまでの上限の5倍にあたる最高5000ポンド(109万円)の罰金を科す方針だ。

 この罰則の強化は労働党が新しく打ち出した「ゴミ犯罪への対策プラン」のひとつで、街や公園、自然の美しい景色を汚すゴミ問題の解決を目指している。政府はまた、ポイ捨てが社会全体でいやがられ、多くの人が普段からゴミを持ち帰る日本を手本にしようとしている。

 エマ・レイノルズ環境相は、「違法なゴミ捨てやポイ捨ては、地域社会をだめにする恥ずべき行為です。ルールを破る者にはより高い罰金を科し、みずから汚した場所をきれいにするための代償を払わせます」と述べ、違反者を徹底的に追及する姿勢を強調した。

 今回の取り締まりにより、自治体は違反の重さに応じて、より高い罰金の通知を出せるようになる。さらに、集める段階から捨てるまでのゴミの流れをチェックする新しいデジタル追跡システムを導入し、悪質な業者による違法なゴミ捨てを阻止する構えだ。大臣らは、有罪となった不法投棄者からゴミ処理の許可を取り消す権限を強めたほか、きびしい身元調査を実施し、何度もくり返す常習犯が新しくゴミ処理の仕事を立ち上げるのを防ぐ。違法なゴミ捨てに使われた車の差し押さえや、違反者を裁判所へ送るための新しいルールも自治体へ出された。

 そんな中、地方自治体協会(LGA)は罰則が厳しくなることを歓迎する一方で、裁判所によるさらに重い処罰も必要だと指摘している。LGAの委員会で責任者を務めるアルージ・シャー氏は、LGAによる分析として、違法なゴミ捨てに対して裁判所が出す平均の罰金額が、自治体が出す罰金通知の平均額を下回っている現状を指摘。「ゴミ犯罪は決して許されないという強いメッセージを伝えるためには、裁判所を通じてもっと厳しく、ブレのない処罰をおこなう必要があります」と訴えた。

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