俳優のドウェイン・ジョンソン(54)は、リングからスクリーンへと転身する計画を発表した際、周囲の「影響力ある人々」から「プロレスに専念すべき」と言われたという。
「ザ・ロック」というリングネームでプロレスラーとして活躍していたドウェインだが、その後ハリウッドでの成功を目指し、2001年の映画「ハムナプトラ2/黄金のピラミッド」で俳優デビューをした。だが裏では多くの親戚や友人から「それは最善の選択ではない」と警告されていたそうだ。
ドウェインはオーストラリアの女性向けメディア「MamaMia」に対しこう語る。
「かつて私は俳優ではなく、プロレスラーだった。リングの上で300ポンド(約136キログラム)の野郎共をスープレックスで投げ飛ばしていたが、それだけでは物足りなかった。自分の仕事は大好きだったし、プロレスの世界は素晴らしい生活を私に与えてくれた。しかし、もっと上を目指したいという思いから、『よし、自分の可能性を広げ、成長したい。自分にとってハリウッドとはどんな場所なのか? そして、自分がハリウッドに何を提供できるのか? どんな俳優になれるのか?』と考えたんだ」
「当初、周りには、自分の人生に大きな影響力を持つ多くの人々がいて、『プロレスに専念したほうがいい』と言っていた。『映画を2、3本撮ったら、おそらく業界の歯車に飲み込まれてしまうだろう』とも言われた。だから私はリスクを冒した。リスクを冒さなければならない、そうするしかないんだ」
ドウェインはさらにこう続けた。「これを読んでいる皆、自分自身に賭けなければならないよ。そうしなければならない。なぜなら、他人は誰も賭けてくれないからだ」
「自分がやるべきことに『たどり着いた』という感覚は決して持ちたくなかった」とドウェインは付け加えた。「自分が安住しすぎてしまうかもしれないと思うと怖かった。私は安住したくはないんだ」「見たことあるだろう? 人が達成したかったことを成し遂げた途端、ただ安住してしまう姿を。気がつけば20年が過ぎ、それでもまだ安住したままでいる」「以前はそれが怖かった。『安住したくない、目標を達成したと感じたくない』と言っていた。でもこの1年、勉強や練習を重ねる中で、目標を達成することそのものが大好きだと気づいたんだ」
ドウェインはこう語る。「何をしていても、その瞬間に集中しているのが大好きだ。目標を達成したその瞬間に身を置き、それを楽しむこと。うまくいけば、人々が私が今発表した作品、それが何であれ気に入ってくれるだろうし、そうしたら私は次の作品へと進んでいく」
そんなドウェインの次の出演作は、実写リメイク版「モアナと伝説の海」のマウイ役。同役は以前、アニメ版でも声優を担当していた。