元AKB48、元SDN48でユニット「渡り廊下走り隊7」のメンバーとしても活動したタレント・浦野一美(39)が15日までにブログを更新。産後“1万人に1人”と言われる難病を患っていることを明かした。
浦野は13日に7年ぶりにブログを再開したばかりで、「実は、blogを再開しようと思ったのはこのお話を残したかったから」と切り出し、「いきなりで驚かせてしまうかもしれませんが、産後一万人に1人の病気(産後の後遺症)になりました。人に話してもほとんど理解してもらえない、産院の先生にも気付いてもらえなかった珍しい病気【直腸膣瘻】です。簡単に言うと『膣から便が出てしまう』病気。※苦手な方はご注意下さい」と告白。
続けて「この病気は、自分でも嫌になる程恥ずかしくて戸惑いしか無いのですが、産婦人科医の先生でも直腸膣瘻の患者さんに出逢うことは滅多に無いらしく、産後の検診では診断に至らず、痛みや著しいQOLの低下に悩み続けてきました。やっと症状が理解できたのは、悪露が落ち着き(出血が長かった為3ヶ月程かかりました)症状が明確になったタイミングです。異常が確信に変わり、寝る間を惜しんでネットを検索しやっと診断していただける先生を見つけることができました」と説明した。
さらに「治せる医師は日本に数人」という手術を受けることになり、「なかなか病気を公表する勇気も余裕もなかったのですが…というのも、この病気が非常にセンシティブなことに加え、産後すぐからの猛烈な痛みと子育てに必死なタイミングが重なり、メンタル面でも壊れないように耐えていた部分があったり、実際にお話するだけで涙が出てしまう時期が続き、踏み切れませんでした」と吐露。
公表する心境になったのは、「ほぼ完治の見通しがたったことと、この病気自体、年齢関係なく特に初産で発症する場合が多く幅広い年齢層の方が密かに悩んでいることや、手術が上手くいかずメンタルに支障をきたし、産後鬱やもっと酷い状況になってしまう方もいると知ったことでした」とつづり、「認知度の低い病気故に、私自身も確定から医師を探して実際に手術を受けられるまでに大変な思いをしたので悩んでいる方には勿論、産後後遺症の知識として、少しでも病気の認知度が上がれば私のように辛い思いをしなくても、もっと早く症状や病気に気が付けるかもしれないと思っています。また、この病気の手術に興味がある先生がいた場合は術式を含め、知見を深めていただけると幸いです」と公表の意図を明かした。
最後に「病気を疑った時、blogを残して下さった患者さんの情報にとにかく助けられました」と感謝。「だから、検索で引っかかりやすいblogというプラットフォームを通して、これから悩んでいる方に向けて病院名や主治医の先生等詳しい情報も発信していきます。誰かのお役に立てれば幸いです」と結んだ。
浦野は2022年に結婚。23年に第1子を出産している。