女優シンシア・エリヴォが、シンガポールでの「ウィキッド 永遠の約束」プレミア上映会で共演者のアリアナ・グランデを擁護した後、「人間としての尊厳が踏みにじられた」と語った。
同作でエルファバ役を演じたシンシアは、アカデミー賞キャンペーンを一切行わない決断を下したが、その背景には、2025年11月に起きた事件の余波があるという。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールでのイベント中、常習的な侵入者として知られる迷惑系インフルエンサーのジョンソン・ウェンが柵を越えてアリアナに突進し、無理やり横に並んで2ショットを撮影するなどした際、身を挺して立ちはだかったシンシアは、「誰も動かなかった。だから私が動いた。あの男がアリアナを離そうとしなかったため、ひたすら押しのけ続けた」と「バラエティ」誌で当時を振り返る。
そして同事件後に拡散された自身の外見に対する「陰湿な」ネット中傷をシンシアは非難した。 「『大げさな』と思うかもしれないけど、これは明確な差別。私の体格や見た目が攻撃の対象にされ、共演者より体格が大きいという理由で『支配的だ』という先入観が植え付けられた」
アカデミー賞キャンペーン不参加の動機について、シンシアは「人間性が歪められたように感じた。本能的な行動が、外見への偏見によって本来とは異なるものに仕立て上げられた。そんな目に遭いたくなかったし、賞のキャンペーンの一部になりたくなかった」と明かした。
シンシアは、こうした騒動を「茶碗の中の嵐のようなもの」と一蹴する一方で、「ウィキッド」という作品そのものについては「すべてを飲み込み、そして素晴らしいことに私の人生を変えてくれた」と語り、プロジェクトへの深い愛着を締めくくりとした。