英ヘヴィメタル・バンドの重鎮アイアン・メイデンが、バンドの出版権とマスター音楽権、および名前・肖像・パブリシティ権の50%の権利を売却した。
同バンドは、ABBAのビョルン・ウルヴァースが共同創業した投資会社ポップハウス・エンターテインメントと契約を締結。両者はパートナーシップを結び、バンドの将来的な計画を「ターボチャージ」することを目指すという。
ティナ・ターナー、KISS、シンディ・ローパーの音楽権も保有するポップハウスのCEOジェシカ・コラヴォスは、米誌ビルボードに対し「私たちはバンドと50対50のパートナーであり、今後はメイデンの将来計画をともにターボチャージしていく予定です」と語った。
今回の買収には、同バンドの象徴的なマスコット「エディ」に関する権利の一部も含まれている。コラヴォスは「ポップハウスでは常にビジュアル面でのアイデンティティを重視していて……メイデンのアートワークだけでなく、楽曲内でのストーリーテリングという面でも、多くの世界観構築の可能性があります」と述べ、「ヘヴィメタルというジャンルは、特にエディという存在が加わることで、ホラーの世界での展開にも十分応用できると思います」と付け加えた。
ブルース・ディッキンソン、スティーヴ・ハリス、デイヴ・マーレイ、エイドリアン・スミス、ニコ・マクブレイン、ジャニック・ガーズで構成されるメイデンとポップハウスによる今後のプロジェクトとしては、バンドの「Run For Your Lives World Tour」を題材にした映画のほか、エディを軸としたデジタル・ユニバースの構築も計画されている。