クエンティン・タランティーノ監督が、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の撮影現場で、ブラッド・ピットに対し厳しい警告を与えたという。
同作に出演したブルース・ダーンが、当時の緊迫した状況をピープル誌で回想。撮影中、ブルースの即興演技に対してブラッドが自ら「カット」を叫んだ瞬間、タランティーノ監督は真剣な表情で「ブラッド、今何をした?」と問い詰めた。そしてブラッドが「カメラを止めてしまった」と答えると、タランティーノは「二度とカメラを止めるな。それは私の領域だ。さもないとこの業界で死んだも同然だ」と告げたそうだ。
その後、撮り直しが行われたが、ブラッドは「あの(ブルースの)台詞は脚本にはなかった」と不満をこぼすにとどまったようで、最終的にブルースは別の台詞を即興で演じ、撮影は進行したという。
現在、ブラッドは11月25日から2週間限定でIMAX上映されるNetflixのスピンオフ作品「The Adventures of Cliff Booth」で、クリフ・ブース役を再演する予定だ。脚本はタランティーノが手がけるが、監督はデヴィッド・フィンチャーが務めるため、タランティーノの監督10作目・最終作にはカウントされない。
ポッドキャスト「The Church of Tarantino」でタランティーノ監督は、自身がメガホンを取らない理由について「この脚本は大好きだけど、すでに歩いた道をまた歩いているようでやる気が削がれる。次の映画は未知の領域でなければならない」と説明。また、スピンオフの監督としてフィンチャーを選んだことについて、「自分とフィンチャーは最高の監督二人だ。フィンチャー自身が映画化を望んでいるという事実は、作品に対する真剣な姿勢の表れだ」と語っている。