人気カメレオン俳優 カメオ出演部分がカットされていた→未公開部分追加バージョンを期待

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ティム・ロス
ティム・ロス

 英国俳優のティム・ロス(61)が映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)の公開当初時にカットされた部分も加えたエクステンデッドバージョンを作ったらとても面白いものになるだろうと発言した。ティムは同作でシャロン・テートの元婚約者でヘアスタイリストのジェイ・セブリングの執事役でカメオ出演。ところが4時間という長編になってしまったため、クエンティン・タランティーノ監督にカットされてしまったのだという。

 ティムはタランティーノ監督作品の常連であり、また息子ハンターも同作品にアシスタントとして参加。同監督がティムのシーンがカットされたにも関わらず、クレジットに名前を入れてくれたことが、ティムにとっては可笑しかったそうだ。

 ティムはハリウッド・リポーターにこう語る。

 「『ヘイトフルエイト』のエクステンデットバージョンを(タランティーノ監督が)作っていたことも知らなかったよ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を一緒にやった時、ただのカメオ出演ということだった。幾つかのシーンを撮った。そのことについて話した時タランティーノ監督はとても優しかったけど、4時間になってしまった。だから彼はどのキャラクターでいくか決断しなければならなかったんだ。その決断から外れたキャラクターの物語は残念ながら途中で脱落した。その物語は全て撮影済みだから、見るのがとても楽しみだよ。僕の息子のハンターがアシスタントとして働いたんだけど、アークライトで上映されているのを観に行ったんだ。そしたら彼が『クレジットに名前があったよ!』っていって大笑いするんだ。だって、『ティム・ロス(カット)』となっていたからね」

 「とてもクエンティンらしくて、そういうのが大好きだよ。だからもし彼がエクステンデットバージョンをやるなら、変だけど素晴らしいものになると思う。見る価値があるよ」

 ハリウッド映画の黄金期後期である1969年のロサンゼルスを舞台にした同作は、レオナルド・ディカプリオ演じる落ち目のテレビ俳優とブラッド・ピット演じるスタントマンが映画界で成功を手に入れようとする姿を描いている。

 一方でティムがイギリス訛りの英語を話す饒舌で紳士的な男、オズワルド・モブレーを演じた「ヘイトフルエイト」は、20分間の未公開映像を追加した全4話構成のテレビシリーズとして2015年に米ネットフリックスで発表されている。

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