8日投開票の衆院選比例九州ブロックで初当選した参政党の木下敏之衆院議員(65)が12日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「【参政党の党員でチームみらいを不正をしたのではないかと疑っている皆さんへ】(原文ママ)」と題し投稿。衆院選で11議席を獲得したチームみらいの躍進を疑問視し、根拠を示さないままみらいの不正を主張する参政党の一部党員に自制を呼びかけた。
木下氏は「『不正があったのではないか』と決めつけてしまうのは、あまり建設的ではないのではないでしょうか」「相手をよく知らないまま『陰謀論だ』と断じてしまうよりも、『どこが強かったのか』『何を学べるのか』を冷静に分析した方が、参政党、日本全体の今後にとってプラスになるのではないでしょうか」と問題提起した。
投稿で、木下氏は「私はチームみらいのボランティアをしていた人と一緒に仕事をしたことがあります。私も世間では高学歴と言われますが、私から見ても、これはスゴイと思うくらい優秀な人たちです。(政策の是非や右左の立場とは別に、純粋に“能力が高い”と感じたという意味です。)AIやITを活用する力、マーケットを分析して施策を組み立てる力、そして実行までのスピードは本当に圧倒的です。そうした積み重ねがあって、少人数の体制でも大きな得票につながったのではないかと感じています。もちろん、チームみらいの躍進には複合的な要因があると思います」と分析した。
参政党や、候補者のSNSが広がらず、“規制”されていたいぶかる声に「聞くところによると、チームみらいでは、ボランティアの方々が市町村ごとに住民の課題を分析し、その地域に合わせた内容の動画や投稿を、AIを活用しながら作成し、適切な媒体で広告配信を行っているそうです。しかも、それを非常に速いスピードで回しているとのことです。一方で、参政党の広告動画は全国共通のもの。SNSの広告戦略においてはこの違いが、結果に影響した面もあるのではないかと感じています。また、XやYouTubeのアルゴリズムは頻繁に変化します。チームみらい側は、その変化を分析しながら内容を調整していると聞いています。今回、参政党のXが思ったほど伸びなかったのも、こうした環境変化やSNS上での切り抜きの対象が変化した事、他党の戦略の影響が重なった結果が大きいと私は見ています」と説いた。
さらに「若い世代のニーズの捉え方にも違いがあるように感じます。『他党と政権批判を行わない』という今までの野党とは一線を画する方針 20代後半の若者の中には、『消費税の引き下げ』よりも、『給料から天引きされる社会保険料の高さ』をより強い問題として感じている人もいます」と指摘。「こうした点で、チームみらいの主張が若者に響いている部分もあるのだと思います。(もちろん政策に全て賛成、評価しているわけではありません。私自身と政策の立ち位置でいけば参政党が一番近いことは揺るがない事実です)」と強調した。
木下氏は「今回の衆議院議員選挙における広告戦略、ニーズの捉え方、技術面で学ぶべき点があった。負けた部分を認めることが、次の飛躍につながると私は思います」として、参政党の選挙戦略に生かすべきだとした。