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熟年離婚後の「第二の青春」楽しむためには“心の整理”と“大人のルール”【夫婦関係修復カウンセラーが解説】

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長年の「仮面夫婦」生活に終止符を打ち、独身生活を謳歌するある女性。1人の気楽さを満喫する一方で、ふとした瞬間に訪れる静寂に孤独を覚えてしまう。そこで大切なのは、誰かのための人生ではなく、自分自身がどう生きたいかという視点だ。

では新たな人生の1歩を踏み出すためには、どのような準備が必要なのだろうか。夫婦関係修復カウンセリング専門行政書士の木下雅子さんに話を聞いた。

ー熟年世代が「もう一度パートナーが欲しい」と願うのは自然なことですか

はい、非常に自然なことです。異性に心惹かれる、誰かと心を通わせたいと願う気持ちに、年齢は関係ありません。むしろ、独身同士であれば恋愛は自由であり、誰かに遠慮する必要は全くないのです。

現在の60代は非常に若々しく、平均寿命も延びています。残りの20年、30年を共に労わり合い、笑い合える存在を求めるのは、人間としての本能的な欲求と言えるでしょう。

ー「いい歳をして」という世間の目や罪悪感と、どう向き合えばよいですか

批判的なことを言う人はどこにでもいますが、気にする必要はありません。そうした批判の裏には、自分にはできない恋愛を楽しんでいることへの「羨ましさ」や、自身の感情を抑圧していることへの反動が隠れている場合も多いのです。

批判する人があなたの老後の責任を取ってくれるわけではありません。自分の人生の責任を取れるのは自分だけですから、「そうだね」と聞き流しながら、自らの喜びを優先して良いのです。

ー前の結婚での失敗やトラウマは、どのように「心の整理」をすればいいのでしょうか

前の結婚の失敗を「すべて相手のせい」にしているうちは、同じことを繰り返す可能性があります。たとえ相手に非があったとしても、自分もその関係を引き寄せてしまった一因があると考え、自分を軸として捉え直すことが大切です。

そのうえで、新しいパートナーに対して「何をしてもらうか」ではなく、「自分に何ができるか」という貢献の精神を持ち、それを自らの喜びとすることで、過去のトラウマを乗り越えた新しい関係が築けます。

ーこれからの人生を共に楽しむパートナーを見つけるために、まず始めるべきアクションは

まずは、自分自身が「信頼に値する人間」になることです。パートナーシップは信頼関係で成り立つため、まずは自分を整え、肯定的に人生を楽しむ姿勢を持つことが重要です。悲観的な人とこれからの人生を歩みたいと思う人は少ないでしょう。

自分がどう生きたいかを明確にしたうえで、趣味のサークルやシニア向けのマッチングアプリなど、新しい出会いの場へ一歩踏み出してみてください。自分の人生を肯定できている人こそ、最も魅力的に映るはずです。

◆木下雅子(きのした・まさこ)行政書士、心理カウンセラー。

大阪府高槻市を拠点に「夫婦関係修復カウンセリング」を主業務として活動。「法」と「心」の両面から、お客様を支えている。

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