動画配信サービス「ABEMA」で26日、バラエティ番組「ダマってられない女たち season2」の第4回が配信された。「パンティーテックス」などのハイテンション芸でも知られる吉本新喜劇の島田珠代(55)に密着した様子が公開され、複雑な家庭事情が明かされた。
島田は34歳の時に2度目の結婚をし、37歳で長女・璃子さんを出産。「娘が私の全て」というほどに溺愛し、家族3人での幸せな未来を思い描いていた。しかし夫がステージ4の直腸癌と診断され、余命5年を宣告された。夫の闘病生活の中で夫婦関係は徐々に悪化し、ついには離婚に至った。
離婚時に夫からは「俺の生きる望みは娘だけなんだよ。娘は俺が引き取るから」と懇願され、「身の切られるような思い」で当時3歳の璃子さんの親権を譲ったことを説明。当時の心境を「嫌だ嫌だ嫌だ」「本当にごめんなさい」と涙ながらに話した。
離婚から9年後、元夫の死をきっかけに、12歳になった璃子さんと再び同居を開始。しかしその親子関係は「親戚のおばちゃんと暮らすみたいな」もので、「よそよそしかった」と振り返った。思春期の娘との接し方が分からず、ある日璃子さんから「ママは私が大変な時におらんかったやん。ずっと一緒にいて育ててくれたのはお父ちゃんや。何もしてくれんかったくせに、母親ヅラせんといて!」と痛烈な言葉で拒絶され、2カ月の間、全く会話がなくなる時もあったという。
そんなどん底の中、先輩のママ芸人・浅香あき恵からの「あなたに甘えてるからなんだよ」「母親として見られてるんだよ」という言葉に救われた。その後、次第に璃子さんとも雪解け。後輩コンビ・ななまがりのイベントにゲストとして呼ばれた際には「ママ、売れたな」と言われたという。高校生になった璃子さんが手作りの弁当を作ってくれていることも自慢げに語った。
VTRの最後には、璃子さんからサプライズで渡された手紙を読み上げ「そんなママが大大大大大好きです」という言葉に「すごく嬉しいです。大切にします」と号泣していた。