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大人もビックリ“人生何周目?”プールで哲学する子ども「この世界は誰かの夢かも」読者ざわつく【漫画】

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子どもがふと口にする一言に、大人がハッとさせられる瞬間がある。「そんなこと考えてたの?」と驚くような深い言葉が、何気ない日常の中で出てくることも少なくない。漫画家のパパ頭さんの作品『夢かも』では、哲学的すぎる考えを披露する息子のにに君の姿が描かれている。

同作は、プールで作者の子どもである、にに君が考え事をしている様子から始まる。作者が「ににーかき氷買ってきたよ」と言っても、にに君の返事がない。そこで作者は「にに、何か考え事かい?」と聞くと、にに君は「ににはときどきね、おもうことがあるんだ」と語り始めた。

にに君は「ににが見ているこの世界は全部、誰かの夢なのかもって」と言い、作者はにに君が哲学的なことを考えていたことに驚く。続けて「ただににが考えてたのはその先でね、ににはただの夢だったとして、ににはどうしたらいいんだろう?」と問いかけた。作者は、黙ってにに君の考えを聞いている。

にに君はまず、この世界の実在を疑っているのだ。そしてそれを証明するのが難しいことも悟ったようだ。その後も考えを巡らせ続けるにに君は、最後に「たぶんいい夢を見ているんだ」と結論を出し、それに作者は「そうだなにに、すごくいい夢にしよう」と声をかけた。

読者からは、「荘子の胡蝶の夢?にに君すごい領域に至ってますね」「まじで人生何周目ですか?」など、驚きの声が多く寄せられた。そこで同作について、作者のパパ頭さんに話を聞いた。

ー同作を描いたきっかけを教えてください。

子どもは時に、大人もビックリするような哲学的な発言をすることがありますが、今回のににの発言はまさにそれに類するものでした。非常に印象に残り、失ってほしくない視点だと感じたため、記録をつけておくような気持ちで描きました。

ーにに君は普段から哲学的な考えを持っているのですか?

私が倫理の教員ということもあり、その影響もあってか、抽象的なことを考えるのは嫌いではないようです。時折、部屋の隅や布団の中などで、あれやこれや考え事をしていることがあります。

ーにに君からこの話をされた時、パパ頭さんはどのように感じましたか?

デカルトのコギトエルゴスムや、荘子の胡蝶の夢を連想しました。ににはそれらを全く知らないのですが、人間の考え方には一定の型のようなものがあるのかもと思いました。自宅にはデカルトや荘子に関する書籍もたくさんあるので、いつか彼にも読んでみてほしいです。

<パパ頭さん関連情報>
▽Instagram
https://www.instagram.com/papaatama/
▽X(旧Twitter)
https://x.com/nonnyakonyako
▽YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCOP48wQRM9nMaHCMaWI-erA

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