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イマドキ「社長の趣味」10万社を調査 若手経営者で「サッカー」人気上昇中!定番「ゴルフ」も盤石

よろず~ニュース調査班 よろず~ニュース調査班
画像はイメージ(CandyRetriever/stock.adobe.com)
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 帝国データバンクはこのほど、企業の代表者における「趣味」が判明している約10万社について調査・分析を行った。

 社長の「趣味」は、老いも若きも「ゴルフ」-。調査によると、2025年における社長の趣味で最も多かったのは、半数近くに上る46.35%が回答した「ゴルフ」だった。ただ、過去5年間(2021年→2025年)の推移をみると、2021年(48.67%)から2.32pt減少し、特に若い社長を中心に「ゴルフ離れ」も進んでいるという。

 社長の約半数が趣味とする「ゴルフ」は、国家外交のほか、人気漫画「島耕作」シリーズをはじめ、多くのビジネス漫画や小説でも描かれているように、重要なコミュニケーションを必要とする場で多く用いられる。他社とのつながりや新たなビジネスチャンスとの出会いなど、企業の将来的な発展につながる多くのメリットがあり、年配の社長から若手社長まで「まずはゴルフ」という流れが定着しているようだ。

 第2位は「読書」で全体の12.19%を占め、第3位は「釣り(8.63%)」だった。しかし、上位3つの趣味の割合は、過去5年間でいずれも低下しており、社長の趣味の定番は少しずつ変化の兆しが見えている。

 一方、過去5年間で最も割合が上昇したのは「サッカー」で、2.37%→2.92%(+0.55pt)となったほか、「野球」も4.75%→5.21%(+0.46pt)と上昇した。特に30代以下でサッカーを趣味とする社長が多く、自らプレーする、地域のサッカークラブにコーチとして参加する、スタジアムで試合観戦するなど、楽しみ方は様々だ。

 バイクでのツーリングやモトクロスなど「オートバイ」、ドライブなど「クルマ」、キャンプなど「アウトドア」も割合が上昇した。

 年代別に見ると、若い社長の趣味では30代以下で2番目に「サッカー」、3番目に「野球」が続き、40代でも2番目に「サッカー」がランクイン。50代以上ではゴルフに次いで「読書」「釣り」が多く、特に「ゴルフ」「読書」は年齢が高くなるほど趣味としての割合が上昇した。

 他に、50~70代の社長ではスキー・スノーボードなど「ウィンタースポーツ」の割合が高く、第4~6位にランクインした。映画「私をスキーに連れてって」をはじめ、1970~80年代にかけて起きたスキーブームの影響を多く受けた年代で、現在でも趣味として愛好する社長が多いとみられる。

 ビジネスの環境や社交のスタイルの変化を反映している「社長の趣味」は、依然として「ゴルフ」が最も人気。ビジネスにおけるコミュニケーション手段として重要度が高いことも影響している。他方、全体的には「ゴルフ」の割合は減少傾向にあり、若い年代の社長層では他の趣味への関心が高まっていることが分かった。特に「サッカー」や「野球」「アウトドア」などのアクティブな趣味から、インドア系の趣味など多彩化しており、今後も多様な趣味が登場する可能性がある。社長の趣味の動向を注視することで、ビジネス界のトレンドや新たな機会を見つける手がかりにもつながりそうだ。

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