米ロックバンドKISSは、12月7日に開催されるケネディ・センター名誉賞授賞式で、10月に亡くなった結成メンバーのエース・フレーリーさんに敬意を表し、エースの名を記した空席を用意することを明らかにした。この賞は、芸術的貢献によって世界に影響を与えた人物を称えるもので、今年はKISSのほか、マイケル・クロフォード、グロリア・ゲイナー、ジョージ・ストレイト、シルベスター・スタローンらが受賞する。
エースさんは10月16日、転倒による頭部外傷で74歳で亡くなった。KISSの結成メンバーの1人だったジーン・シモンズは、11月9日にカリフォルニア州カスタイク湖で行われたハーレーダビッドソン主催のイベントで追悼の言葉を述べ、「彼が12月の授賞式に立ち会えないのは本当に残念」と語った。式典では、カントリー界の大御所ガース・ブルックスが「狂気の叫び」をカバーし、KISSへの敬意を表す予定だ。
ジーンは「エースはバンド創設時からの仲間で、ポール・スタンレー、ピーター・クリスと共に彼の葬儀に参列した。彼の家族や友人にとっても大きな喪失だ」と語った。授賞式では「4つの椅子のうち1つをエースのために空けておく。彼はそこにいるべき存在だから」と語っている。