国民民主党の玉木雄一郎代表(56)が28日、国会内での定例会見で、国会の“ヤジ問題”について言及した。
高市早苗首相が24日、所信表明演説を行った際に立憲民主党の議員がヤジを飛ばしたとして、記者団から「所信表明というのは、静かに聞くんじゃないですか?」と問われた玉木氏は「そうだと思います」と応えた。
玉木氏は「ヤジは“議場の華”ということがよく言われますし、議事録は『何とかと呼ぶ』っていうふうに書いてあって議事録には残らないんですけど。私も今年で国会議員になって16年目ですけれども、けっこううなるようなヤジもありますよね。ヤジというか、巧みな合いの手みたいな、タイミングとか、内容とかで『あ、なるほど』と思わせるようなものもある」と述べた。
一方で「単なる誹謗中傷的なものの声を上げているだけのものもある。基本的には、所信表明というのは、国の総理がこれからどうやってこの国を運営していくのかという方針を述べるものなので、基本的にはしっかり、みんなで耳を傾けて聞くべきものだというふうに思います」と強調した。
さらに「妨害的なヤジというものは、聞いていてもあまりいいものではないし、聞き取れなくなるので。ウイットとタイミングですかね」と訴えた。
玉木氏は「四六時中、妨害する目的で声を発しているということはよろしくないと思いますので。(立民の)野田(佳彦)代表も、何か注意をなさったというふうにうかがってますけれども、節度を持ってやることが重要。単なる発言を妨害する発声というのは、慎むべきだと思います」と苦言を呈した。