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宝塚 元花組トップ柚香光 戦う女子高生役に挑戦 現役時代とは激変ミニ

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
舞台への思いを語る柚香光
舞台への思いを語る柚香光

 元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香光の主演ミュージカル「十二国記―月の影 影の海―」が、2026年1月に、大阪・梅田芸術劇場など全国4カ所で上演される。

 小野不由美氏の同名小説をミュージカル化した作品で、柚香は異世界に連れ去れらた後の女子高生のヨウコを演じる。我々が住む世界の女子高生・陽子を加藤梨里香が演じ“二人一役"となる。宝塚時代は圧倒的ダンス力とビジュアルでファンを魅了してきたが、インタビューに「女子高生をイメージした」という膝上20センチのミニスカートで現れた。退団して1年半。ショートヘアだった髪もミディアムになり、外見も変化。

 今回ミュージカルということで全30曲中、ソロも含めて約15曲を歌う。「想像以上に歌があって、ソロも」と苦笑いする。だがその歌も、退団後の「音域が広がってきた」という。

 内面的にも「宝塚の時はトップとして組のことを考えていましたが、いまは自分のことを考えられるようになった」という。そして「もっと成長したい、進みたいですが、自分自身がその中でどう変化したのかはまだ明確に申し上げられる段階にはない」と笑う。

 今回「緊張しますが、身も心も女子高生のヨウコになりきります」といい、セーラー服も着用する。宝塚時代も軍服は多かったが、海軍はなく「セーラーはアリーナ公演で1回着ただけ」で、本格的に着用するのは「中学時代以来」となるという。だが「私の場合は戦闘後でボロボロでアシメントリーなんです」と女子高生とはいえ剣を扱い戦士のような格好良さも。「殺陣という部分では、宝塚で培ったものが生かせるかな」と笑う。

 女子高生を演じるが「多感な部分を意識し、女の子と女性の間を行き来するような感じ」と捉える。ヨウコは自分の居場所を求めて戦うが「運命に対する向き合い方に共感。ヨウコの賢さ、強さなど、尊敬する部分も多い」という。

 大阪・梅田芸術劇場は宝塚大劇場に次ぐ第二の故郷ともいえる場所。「(客席の)シャンデリアとか、すごく好きなんですよ。宝塚に十何年も住んで、梅田芸術劇場にも何度も出させていただいて。本当に『帰って来る』といった心がほどける場所です」ととびっきりの笑顔を見せていた。

  「十二国記―月の影 影の海―」は東京・日生劇場で12月9~29日、福岡・博多座2026年1月6~11日、大阪・梅田芸術劇場1月17~20日、名古屋・御園座1月28日~2月1日。

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