「私の登録名が“日本”だった」そんな母親の嘆きの投稿が、SNSで注目を集めている。
投稿の主は中学3年生の息子を持つ母、KAORIさん。息子のスマートフォンに表示された“日本”という電話の登録名に衝撃を受け、思わず「しばらく寝込みます」とつぶやいたという。
思春期の子を持つ親たちから
「私も見ちゃったんです、娘の携帯…私の名前はティファールでした。すぐに沸くからだそうです🥺」
「私は“出るな!”になってました😭」
「私なんて“マミーポコパンツ”ですよ😂」
など共感の声が多数上がった今回の投稿についてKAORIさんにお話を聞いた。
――ご自身が「日本」になっていたと気付き、どう感じましたか?
KAORI:友達とよく集まってオンラインゲームをしているので、画面上で母だと分からないようにしたかったのだと思いますが、まさか自分の存在が、国単位だとは思いませんでした(笑)。
――息子さんに理由をお聞きになりましたか?
KAORI:絶賛思春期中なので、聞いても「わからん」と一言だけいただきました(笑)。
――もし“母として登録されていたら嬉しい名前”があるとしたら、どんな名前ですか?
KAORI:小学6年生まで持っていたキッズ携帯では、プリンセスと登録してくれていました。すっかりその記憶のまま今回の画面を目の当たりにしたので…
――息子さんに向けて、一言お願いします。
KAORI:息子へは、たくさんの方にいいねとコメントをいただき、こうしてニュースに取り上げていただいたことで、お母さん日本中のみんなに救われましたよ。と。
――投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
KAORI:息子の思春期をたくさんの方に共感、励ましのコメントをいただき、とってもいい思い出になりました。
◇ ◇
思春期の息子にとって、「日本」という登録名は、照れ隠しと独立の象徴だったのかもしれない。 それでも母は、息子の変化を受け止めながら、今は表示されない“プリンセス”という響きを胸の奥にしまった。
親子がすれ違いながらも歩むその時間を、世界中の母たちは笑いとともに幸せを噛み締め、乗り越えていくのだろう。