全身真っ白なタヌキがかわいすぎるとSNS上で話題になっている。
周南市徳山動物園（山口県周南市）で暮らすホンドタヌキのアキラくんは、ボディは灰色で目の部分だけが白い一般的なタヌキカラーではなく、なんと全身真っ白。体内のメラニン色素が減少して白くなった白変種で、モフモフで真っ白な冬毛と、困っているような優しい顔の表情が可愛すぎるとXで話題になっている。周南市徳山動物園に獣医師として勤務する橋本千尋さんにお話を聞いた。
――白変種とのことで驚きました。どれくらい珍しいものなんですか？
橋本：確率は分かりませんが、徳山動物園での飼育記録を確認したところ、33頭中、野生保護の白変種は2頭でした。アキラは、山口県の錦町で保護された個体。白い以外は通常のタヌキと変わらないと思います。
――冬毛がもふもふでかわいいですね！夏毛との違いについて教えてください。
橋本：夏毛は風が通りやすいくらいに毛量が少なめで毛自体も少し粗め。冬毛は細くてふわふわな毛をしており、毛量も多いんですよ。
――アキラくんの見どころは？
橋本：日向ぼっこが好きで、よく陽が当たる場所でお昼寝しています。体を丸くして寝るため白い塊にしか見えず、来園者の方から「あれはタヌキなのか？」と戸惑う声も。同居タヌキと仲があまり良くないので、日替わりで展示場に出ていて、ご覧いただけない日もあります。
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SNSでは「もこもこフワフワでかわいい」「お顔だけじゃなくて全身白くなるのびっくり」「ほんとに優しい目をしている」などの反響が集まった。また冬毛のアキラくんが寝ている写真には「まるでタオル」「私が知っているタヌキじゃない」「お餅？」などの声も。この季節だけの真っ白フワフワのタヌキ、会いに行ってみてはいかがだろうか。
周南市徳山動物園 X
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