近年「終活」の一環として注目を集めているのが生前整理だ。「身の回りをすっきりさせたい」「残された家族に迷惑をかけたくない」と考え、実際に行動に移す人も少なくないだろう。インターネットリサーチの株式会社NEXERはこのほど、エコゼストと共同で、60歳以上の男女397人を対象に「生前整理」についてのアンケートを実施、結果を公表した。
終活の一環として生前整理をする予定があるかを尋ねたところ、14.9%が「すでに取り組んでいる」、35.8%が「将来的にする予定」と回答し、合計50.6%と半数以上が、生前整理について考えていた。
具体的には「家の片付け・不要品の処分」が82.6%で最も多く、「貴重品や財産の整理(54.7%)」「写真やアルバムの整理(42.3%)」「デジタルデータやアカウントの整理(43.3%)」「遺言書やエンディングノートの作成(38.8%)」などが挙がった。
中でも特に力を入れていることは「家の片付け・不要品の処分」で、50.7%と半数以上が回答。「両親の遺品整理をしたことがあります。その時にものすごく苦労したので、私は家族に迷惑を掛けないように処分しています(60代男性)」「結構体力を使うので、体力があるうちにやらないとできなくなる可能性がある(60代男性)」といった声が寄せられた。
生前整理で最も大変だったこと・大変そうなことでは、「捨てる・残すの判断が難しい」が33.3%で最多。整理した不用品の処分方法については、67.7%が「自治体の粗大ゴミで処分」と回答した。
◆エコゼスト(https://www.wisest.jp/)