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宝塚 宙組・大路りせが“長の長"で2度目の新人公演主演「周囲を見ることができました」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
宝塚 宙組新人公演の大路りせ(右)と風羽咲季
宝塚 宙組新人公演の大路りせ(右)と風羽咲季

 宝塚歌劇団宙組新人公演「PRINCE OF LEGEND」が9日、兵庫・宝塚大劇場で行われ、105期の大路りせ2度目の主演を果たした。105期は初舞台から7年目までの劇団員で上演される新人公演の最年長学年。さらに大路は105期の中で成績が一番上で“長の長"と呼ばれる責任ある立場で、見事な舞台を作り上げた。

 前々トップの真風涼帆の退団公演「カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~」で初主演し、今回2度目。「初主演では自分のことで精一杯で余裕がなかったのですが、今回は周囲を見ることができました」と成長を見せた。「もう最下級生に至るまで燃え尽きてというくらい頑張って、レベルアップしていくことを肌で感じることができました」と、稽古場での様子も明かした。

 本役のトップ桜木みなとからは「とにかく楽しんで思いっきり伸び伸びと」とアドバイスをもらったことが、最も心に残った。さらに「大路りせを見せつけてこい」とエールも送られた。今回「こんなにも心から楽しめたのは初めて。東京公演までさらに自分を磨けるようにしたい」と誓った。

 また初ヒロインの風羽咲季は「6年目で初ですのでプレッシャーもありましたが、本役の春乃さくらさんからは『とにかく楽しんで。失敗してもそれは(役の)成瀬果音だから』って言っていただきました」と体当たりで挑んだ。

 セレブな高校を舞台にしたラブコメで、新人公演ということもいうこともあり、メンバーそれぞれが振り切った演技を披露。主演の大路がセレブ王子然とした宝塚らしい男役像を見せると、前回の前トップ芹香斗亜の退団公演「Razzle Dazzle」で新公主演した泉堂成が、その経験を生かしヤンキー王子・兄役で押し出しのよさを見せ、スターの風格を漂わせた。初ヒロインの風羽もオープニングでは緊張した様子もあったが、尻上がりに調子を上げた。また先生王子役の奈央麗斗、理事長役の朱涼らもコメディエンヌぶりを発揮。客席の大きな笑いを誘っていた。

 東京公演は12月4日。

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