群馬県前橋市の小川晶市長(42)が6日、定例会見に出席した。記者団からは、部下の既婚男性職員と10回以上ラブホテルで密会していた問題について質問が集中した。
小川氏は進退について「長期間ということではなくて、できるだけ早く、自分の責任の取り方については、お伝えをしたいというふうに考えております」としながらも、表明する時期などについては明言しなかった。「皆さんの声を、自分の中でしっかりと受け止める時間をいただきたいというふうに思っております」と述べた。
先週末に、支援者を中心に市民の声を聞いたと説明。「厳しい意見も、また励ましの声も、いろいろうかがっている。反省を含めて、考える時間をいただきたいというふうに思っています」と求めた。
さらに「まだ実際にどういった形が取れるかというのを検討しているところなんですけれども、直接会えるような…大きくしていきたいという思いがありますので。規模であったり、回数であったりっていうのは…。速やかに(進退の)答えを出すという意味では回数はできないかなと思うんですけれども、皆さんの声を聞くというのは大切と思っています」として、前橋市民に直接説明する場を設けたいとの意向を示した。
小川氏は「現段階では具体的なものは出ていない。できるかできないかも含めて、どういった形が取れるかというのを今、検討しているところ。市民の皆さんに、どういった情報が正確に伝わっているのか、あるいは伝わっていないのかというところを含めて。なかなか現状では、伝わり切れていないというふうに感じているところもございます。そういう意味もあって、私の方から直接、お話するということをするということをできると。その場で、皆さんの意見も聞きたい」と強調した。
「私としては、事実をお伝えして、その上で市民の方からの意見をうかがいたいなというふうに思っておりまして。今の状況では、さまざまなもの、真偽不明のものも含めて、いろいろな情報が出回っている中で、皆さんが思っていることと、実際に私が説明をさせていただいて、どのように市民の方が思っていただけるかというところをしっかりと受け止めたいなというふうに思います」と望んだ。