元兵庫県議に対する名誉毀損の罪で起訴された政治団体・NHKから国民を守る党(NHK党)党首の立花孝志被告(58)が10日、代理人弁護士などを通じ「立花孝志、NHKから国民を守る党は、党首の立花孝志の不在により、債権者皆様への支払いが困難な状況(支払不能)となっております。つきましては、今般、私的整理を開始させていただきますことをご報告申し上げます」とし、債権者に対し私的整理を申し立てた。
立花氏の公式ウェブサイトに掲載された文書では「現在、立花孝志には約1000万円前後、NHK党には約2000万円前後の資産がありますが、予想するところ立花孝志には約5億円以上、党には2億円以上の負債があり、これを債権者の皆様へ満額お支払いする能力に欠ける状態です」と現状を説明した。
文書では「なお、私的整理が不成功に終わった場合、立花孝志及び党は自己破産手続に至り今回の債権者はそのまま破産債権者として東京地方裁判所へ報告することとなります」「債権者からの反対が多い場合には、私的整理が不可能であったとして、自己破産に移行する予定でおります」として、私的整理が不調に終わった場合、立花被告とNHK党は自己破産に移行するとした。